更新日: 2024.07.08 その他家計
北向きのリビングですが、節約のために昼間電気をつけません。年間いくら節約できているでしょうか?
本記事では、電気をつけない場合にいくら節約になるか、また電気をつけないこと以外の照明の節約ポイントについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
昼間にリビングの電気を消しておくことで節約できる金額は?
今回は、あるメーカーの蛍光灯を使っていると仮定して、以下の条件で計算します。
●消費電力は60ワット
●8時間電気をつけた場合
まず、1時間あたりの電気代を計算します。計算式は以下の通りです。
・(消費電力÷1000)×電気料金単価
なお、電気料金単価は公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会の示している目安単価の31円/キロワットアワーを用います。それぞれを計算式に当てはめていくと、以下の計算になります。
・(60ワット÷1000)×31円/キロワットアワー=約2円
これより、1時間あたりの電気料金は約2円なので、8時間使えば約16円です。そのため、ひと月あたり約480円、年間で約5840円の電気料金がかかるといえます。
よって、もし8時間電気をつけないのであれば、上記の金額が節約できる可能性があります。
暗い部屋で過ごすことのデメリット
リビングの電気をつけないことで節約にもつながりますが、北向きのリビングは日が入りにくいという特徴もあります。
暗い部屋で過ごすことによるデメリットは以下の通りです。
・生活のリズムが崩れてしまうおそれがある
人間の体内時計は、光によって活動を始めるスイッチが入るといわれています。しかし、日中暗い部屋で過ごしていると、昼夜の変化を感じにくくなり体内時計が乱れてしまうおそれがあります。
・視力の低下につながるおそれがある
暗い場所では、ものが見えづらくなります。そうすると、目に負担がかかり、眼精疲労につながることで視力の低下を引き起こす可能性があります。
・気分が沈みやすくなる
暗い部屋で自然光を浴びずに過ごしていると、明るい気分になるホルモンの分泌が起こらず気持ちが落ち込みやすくなるおそれもあります。
そのため、もし北向きのリビングで電気代を節約したい場合には、電気をつけなくても明るい部屋を目指すことも重要であるといえます。
電気をつけないこと以外に節約できる方法はある?
経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によれば、照明での節約ポイントを以下のように挙げています。
●蛍光灯や白熱電球を、LEDに取り替える
●調光機能や人感センサーを活用する
●照明についた汚れをこまめに掃除する
特に、照明器具をLEDに取り替えた場合には、年間約2108円の節約につながるとしています。そのほかにも、光を反射しやすい白のインテリアで統一したり、窓を増設したりすることでも明るいリビングになり、使う電気をおさえられる可能性があります。
節電効果を得るために、可能なところから実践してみましょう。
昼間に電気を8時間消しておくと、年間約5840円の節約につながる可能性がある
8時間電気をつけないことで、月に480円、年間で約5840円の節約につながる可能性があります。しかし、北向きのリビングは日が入りにくい特徴があります。電気をつけないことで心身の健康を損なうおそれもあるため、照明をLEDにしたり、調光機能を活用したりすることで節約をすることもおすすめします。
また、もし可能であれば窓を増設したり、壁紙を明るい色に変えたりすることでも部屋を明るくできる可能性があります。しかし、大幅な改修は費用もかかるため、日常でできそうなところから取り入れてみてください。
出典
経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー