更新日: 2024.07.08 その他家計
毎日「そうめん」を食べている友人。「節約になるし楽だから」と言うのですが、栄養面は大丈夫なのでしょうか…?
今回はそうめんの価格や栄養素とあわせて、一緒に食べるのがよいとされているものをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
そうめんはどのくらいの価格で販売されている?
そうめんの販売価格は、市販のもので100グラムあたり100円以下であることがほとんどのようです。ただし、そうめんの価格は製麺方法によっても異なるようで、一般的に料金が安いのは、手延べ式よりも機械式のものです。
仮にスーパーでそうめんを購入し、1食あたり100グラムを1日3食としている場合は、1日あたりの食費が300円前後になると想定できます。このほかにめんつゆが1リットルあたり500円前後かかり、ゆでる際の光熱費や薬味の分を加味すると月単位でみても1万円~1万5000円程度におさまると考えられるでしょう。
ただし、そうめん以外に安く作れる料理はあります。さらに、食材のまとめ買いをしたり、おつとめ品を購入したりするなどの工夫をすれば、さらなる節約が可能です。必ずしもそうめんを食べることが食費の節約につながるわけではない点は理解しておきましょう。
そうめんに含まれる栄養素は?
そうめんに含まれている栄養素は、大部分を炭水化物が占めるようです。そのため、主食として取り入れるのには申し分ないと考えられるでしょう。
そのほかに含まれている栄養素として、必須ミネラルのひとつであるセレン・貧血対策になるモリブデンがあるようです。対して、脂質やたんぱく質などはほとんど含まれていないようなので、他のもので補う必要があるでしょう。
そうめんと一緒に食べるのがよいとされているもの
そうめんと一緒に食べるのがよいとされているものについて、以下の4つをみていきましょう。
・野菜
・海藻
・鶏肉
・卵
それぞれに含まれている栄養素や必要な理由について、詳しく解説します。
野菜
野菜からは、そうめんにはほとんど含まれていないビタミンやミネラル・食物繊維などが摂取できます。そのため、足りない栄養素を補うのに効果的な食材といえるでしょう。
ただし、野菜の種類によって含まれる栄養素はさまざまです。例えばニンジンにはβ-カロテンやビタミンC、ナスにはカリウムや葉酸などが含まれているとされています。
そうめんと一緒に食べる際は1種類の野菜だけでなく、複数種類を取り入れる意識を持つのがよいでしょう。
海藻
そうめんと相性の良い食べ物として、海藻類があげられます。海藻にはカルシウムやカリウム・マグネシウムなどが含まれているといわれており、歯や骨の成長を助けたり高血圧の予防に役立ったりする効果が期待できるでしょう。
ワカメやノリなど、そうめんとの食べ合わせがしやすいものも数多くあります。そのため、取り入れやすい食材のひとつといえるでしょう。
鶏肉
鶏肉にはたんぱく質が豊富に含まれているとされており、筋肉や皮膚・髪や爪などの組織を作るのに役立つといわれています。そうめんにはほとんどたんぱく質が含まれていないため、不足しがちな栄養素を補えるでしょう。
また、鶏肉にはビタミンAやビタミンB群なども含まれているようです。さらに、必須アミノ酸がバランスよく含まれているとされているため、そうめんと食べるのにおすすめの食材といえます。
鶏肉はゆでたり焼いたりなど、さまざまな食べ方で取り入れられるため、自分の好みに合わせられる点もメリットのひとつです。
卵
卵にはたんぱく質や脂質のほか、ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれているといわれています。三大栄養素のうち炭水化物をそうめんで摂取し、その他の部分を卵で補えるため、食べ合わせの良い食材といえるでしょう。
卵については、めんつゆと混ぜたり焼いて細く切ったりしてアレンジができます。自分の食べやすい方法を選んで、そうめんと一緒に食べるのがよいでしょう。
そうめんは食費の節約につながる可能性はあるが、栄養素は足りなくなると想定できる
そうめんはスーパーでも比較的安価に購入できるとされているため、食費の節約効果に期待できます。その反面で栄養素自体は炭水化物が主であるため、ビタミンやたんぱく質などが不足する可能性が考えられるでしょう。
そのため、そうめんと一緒に野菜や鶏肉などを摂取することで栄養素を補うことはできますが、おかずの分の原材料費がかかるため節約効果は小さくなります。
そうめんに限らず、食事は栄養バランスを考えて食べるのが重要です。栄養が偏ってしまわないよう、野菜や肉なども取り入れて、健康面に悪影響を与えないようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー