更新日: 2024.07.04 その他家計

寝るときにエアコンが欠かせません。電気代が安いのは「冷房」と「ドライ」どちらでしょうか?

寝るときにエアコンが欠かせません。電気代が安いのは「冷房」と「ドライ」どちらでしょうか?
今年も暑い夏がやってきますが、エアコンを使わないと快適な睡眠が難しくなると不安な人も多いでしょう。このとき気になるのが、冷房とドライ(除湿)の機能の違いや、それぞれの電気代の差です。現在の電気代の高騰を考えると、どちらが電気代を節約できるかを知っておくことは大切です。
 
本記事では、エアコンの冷房とドライ(除湿)の機能や電気代、消費電力の違いについて解説します。さらに、電気代を節約する方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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エアコンの「冷房」と「ドライ(除湿)」の違い

エアコンの冷房とドライ(除湿)は、どちらも夏場の建物内を快適にし、過ごしやすくするための機能です。それぞれの機能の目的や特徴を理解することで、状況に応じた使い分けが可能となり、室内の快適性を向上させることができます。
 
本項では、エアコンの冷房とドライ(除湿)の特徴や違いについて詳しく見ていきましょう。

 

冷房

エアコンの冷房機能は、室内の温度を下げるための機能です。室内の熱を外に排出し、冷たい空気を吹き出して部屋の温度を下げます。ドライ機能も部屋の温度を下げますが、冷房機能はその目的を最優先に考えています。

 

ドライ(除湿)

エアコンのドライ(除湿)機能は、室内の湿度を低下させるための機能です。
 
エアコンは、内部の熱交換器で空気を冷やして冷風を出し、ホースを通じて水滴を外に排出します。これにより、部屋の水分量が減少し、乾燥した空気が増えることで湿度が下がる仕組みです。
 
なお、除湿には、弱冷房方式、再熱除湿方式、ハイブリッド方式、リニアハイブリッド方式などの種類があります。それぞれ基本的な仕組みは変わらないものの、温度や消費電力が異なり、省エネタイプのエアコンは弱冷房方式かハイブリッド方式が多いです。現在、使用しているエアコンの種類を確認しておくとよいでしょう。

 

冷房とドライの消費電力に大きな違いはない

エアコンの冷房とドライ(除湿)の消費電力には、ほとんど違いがありません。電気代も、エアコンの設定温度や室内の温度・湿度環境、使用時間、風量、電力会社などによって異なるため、どちらの電気代がかかるかは一概にはいえません。
 
したがって、消費電力や電気代を気にして機能を使い分けるよりも、室内の温度や湿度などの状況に応じて冷房かドライかを使い分けるほうがよいでしょう。

 

冷房やドライの電気代を節約する方法

冷房やドライの電気代を節約する主な方法は、次の通りです。
 

・フィルターを定期的に掃除する
・室外機の吹き出し口をふさがない
・室外機は日陰に設置する
・風量は自動設定にする
・設定温度を下げすぎない
・必要なときだけ使用する

 
フィルターがホコリや汚れで目詰まりしていると、エアコンの効率が低下し、余計に電気代がかかることがあります。経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、フィルターを月に1~2回清掃することで、年間で約990円の電気代削減が見込めるとしています。フィルターは定期的に清掃して、空気の通りをよくしておきましょう。
 
また、室外機は日陰に設置したうえで、吹き出し口をふさがないようにすることも電気代の削減に効果的です。設定温度を下げるほど消費電力は増える傾向にあるため、適切な温度に設定することが大切です。必要なときだけ使用するなど、つけっぱなしの状態は避けましょう。
 
適切な使い方や定期的な手入れを行うことで、冷房やドライを使用する際の電気代を節約できます。

 

冷房もドライも、節約を意識して使用しよう!

エアコンの冷房機能は、部屋の温度を下げることを主な目的としており、ドライ(除湿)機能は湿度を下げることを重視しています。どちらも消費電力に大きな違いはなく、電気代は設定温度や風量、使用時間、室内の環境などで異なります。
 
電気代を節約したい場合は、適切な使い方や定期的な手入れを行うことが必要です。定期的にフィルターを清掃し、設定温度は適度に保ち、必要なときだけ使用するように心掛けましょう。電気代を節約しつつ、熱中症予防や快適な睡眠を確保できます。早速、エアコンのフィルターや室外機周りをチェックすることをおすすめします。

 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト エアコン
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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