更新日: 2024.06.24 その他家計

エアコンを「3ヶ月間」付けっぱなしにすると、電気代はいくらになるの?

エアコンを「3ヶ月間」付けっぱなしにすると、電気代はいくらになるの?
夏になると気になるのがエアコンにかかる電気代です。近年は扇風機だけでは夏を乗り切れず、エアコンを新たに購入したり、1日中エアコンをつけたまま過ごしたりといった方もいるでしょう。
 
また、コロナウイルスの流行以来、在宅ワークという働き方が目立つため「毎日家で仕事をしているから電気代が気になる」という方も見られます。
 
今回はエアコンにかかる電気代として夏の7月から9月まで約3ヶ月間つけっぱなしにした場合の電気代を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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夏場3ヶ月エアコンを付けっぱなしにした電気代

まず、夏場の3ヶ月間エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代を見ていきましょう。なお、電気代は「消費電力(kw)✕電力量料金(円)✕電力使用量(時間)」で計算します。電力料金においては「電気事業連合会」の料金を参照し、定められた目安単価「31円/kwh」で計算します。
 
今回は600Wで稼働するエアコンで計算してみましょう。計算式に当てはめていくと「0.6(kw)×31(円)×24(時間)=446.40円」です。つまり1日あたりエアコンをつけっぱなしにすると446円かかるとわかります。
 
この計算では1ヶ月あたりの電気代が1万3392円になります。そのため3ヶ月になると、4万176円ほどかかることになるでしょう。エアコンをまったくつけない場合と比較して1ヶ月あたり1万円以上高い出費になるため支出が辛いと感じるでしょう。
 
しかし、35度を超え、40度近い外気温になる中、エアコンをつけない状態でいると危険が伴います。熱中症になったり体力が低下したりし、仕事や家事ができなくなる可能性があるでしょう。
 
そのため、つけっぱなしにせずとも、暑い日中や寝苦しくて寝られないタイミングなど適切なエアコンの使用がおすすめです。
 

エアコンの上手な使い方

エアコンをつけっぱなしにすると電気代が高くなることから、適切なタイミングでのエアコン使用がおすすめです。ここではエアコンの上手な使い方を3つ紹介します。
 

短時間の外出はつけたまま

エアコンは短時間の外出の場合、つけたままにしておくと消費電力の負担を抑えられ、電気代の節約につながります。エアコンはスイッチを入れた直後、暑い部屋を早く冷やそうとします。
 
そのため、暑い室内ではより多くの電力を使い電気代がかかるのです。少しの外出であれば、エアコンをつけたままで用事を済ませましょう。
 

定期的なメンテナンスを行う

エアコンはフィルターにホコリをためないよう定期的なメンテナンスを行いましょう。エアコンが効率的に稼働するためにはたくさんの空気を通す必要があります。
 
しかし、フィルターにホコリがたまっていると熱交換器と呼ばれる空気の通り道に負荷がかかるため、エアコンの稼働効率が低下します。フィルターは定期的に清掃を行い、エアコンのききを良くするよう掃除を行いましょう。
 

扇風機を使う方法も

エアコンの風を効率的に室内に届けるために扇風機の併用もおすすめです。エアコンの風が一部に滞留してしまう場合、扇風機が活躍するでしょう。
 
扇風機をエアコンの向かい合わせになる部分に置き、室内の空気をかき混ぜるイメージで温度のむらを減らします。扇風機を使い部屋にエアコンの空気をまんべんなく行き渡らせると、「部分的に寒い」といった悩みを軽減できるメリットもあります。
 

エアコン以外にできる熱中症予防

近年は国主体で酷暑での熱中症を予防するためにエアコンを推奨しています。しかし、エアコンだけでなく暑さを避けるには様々な方法が挙げられます。具体的には下記の通りです。


・遮光カーテンやすだれを活用する
・自宅前に打ち水を行う
・通気性が良い衣服を着用する
・保冷剤や冷たいタオルなどを活用する

エアコンをつけることはもちろん、細かな取り組みで室内の暑さを下げ、熱中症にならない環境を作るのも大切です。
 

エアコンは上手に使いこなそう

エアコンをつけっぱなしにすると、どうしても高い電気代が発生します。
 
しかし、暑い夏を乗り切るにはエアコンの上手な活用が欠かせません。定期的にメンテナンスを行ったり扇風機を併用したりしてエアコン代を抑えながら暑い夏を乗り切りましょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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