更新日: 2024.06.24 その他家計

「カップ麺」VS「チルド麺」!1ヶ月間買い続けたときの食費を比較!

「カップ麺」VS「チルド麺」!1ヶ月間買い続けたときの食費を比較!
カップ麺やチルド麺は私たちの食生活を便利にしてくれるアイテムです。お湯を入れるだけやレンジで温めるだけでおいしい食事を楽しめるため、一人暮らしの方はもちろん家事育児で忙しい方にとっても強い味方となるでしょう。
 
しかし、毎日カップ麺やチルド麺を買い続けると食費や栄養が気になります。今回はカップ麺とチルド麺を1ヶ月間買い続けたときの食費について解説します。また、後半では1ヶ月間、両方とも食べ続けた場合の懸念点についても考えてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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カップ麺とチルド麺を1ヶ月購入し続けてみた

ここではカップ麺とチルド麺を1ヶ月間、購入した場合の食費を計算します。なお、今回はそれぞれの純粋な価格を比較するために、他の食品を一切購入しないものとして計算します。
 

カップ麺にかかる食費

一般的にカップ麺にかかる費用には幅があります。安くて手軽に食べられるものから、お店で出すメニューをリアルに再現した比較的高価なものまでバリエーションが豊富です。表1はいくつかのカップ麺をピックアップした価格です。
 
表1

価格(税込み)
A商品 254円
B商品 185円
C商品 307円
平均金額 約248円

筆者が作成
 
1日1食をカップ麺にする場合、30日間購入し続けると、月々にかかる食費は7440円です。
 

チルド麺にかかる食費

次にチルド麺の金額を計算します。チルド麺は焼きそばやラーメン、うどんやそばなどもレパートリーが豊富です。また、電子レンジで温めるだけのものや、IHやガスコンロで温めるだけのものなど調理方法もさまざまです。
 
表2はコンビニやスーパーでよく見かける、電子レンジで温めるだけの商品を扱います。
 
表2

価格(税込み)
D商品 278円
E商品 321円
F商品 397円
平均金額 332円

筆者が作成
 
こちらも1日1食をチルド麺にし、1ヶ月で計算すると月々にかかる食費は9960円です。金額で比較すると、ややカップ麺のほうが食費を抑えられることが分かります。
 

カップ麺もチルド麺も食べ過ぎは注意が必要

カップ麺やチルド麺は1つの商品で食事が完結するため、節約効果があると考えられがちです。しかし、栄養素や塩分の量といった健康面で注意が必要です。
 

必要な栄養が不足する可能性がある

カップ麺やチルド麺のみを食べていると、栄養素が不足する可能性があります。「毎日3食カップ麺やチルド麺」といったケース以外ではあまり心配ありませんが、麺のみを食べ続けると必要な栄養素が不足するでしょう。
 
なかでも、生野菜やフルーツなどから取れるビタミンや鉄分などが不足するかもしれません。
 

塩分を摂り過ぎる可能性も

カップ麺は味付けが濃くおいしいですが、塩分を摂りすぎる可能性もあります。たとえば、あるカップ麺の場合、1つ当たりの塩分含有量は4.9gです。日本人の成人男性における必要塩分摂取量が7.5gであるため、カップ麺やチルド麺をあまりにもたくさん食べると塩分過多になるかもしれません。
 

カップ麺とチルド麺を食べるコツ

ここからは、カップ麺とチルド麺を食事に上手に取り入れるコツを紹介します。節約が目的の場合、かかる金額のみに注目しがちですが、栄養と節約のバランスが大切です。
 

野菜をトッピングする

カップ麺やチルド麺に野菜をトッピングするだけでも、栄養バランスを意識した食事が可能です。たとえば、ほうれん草や小松菜、カット野菜を炒めたり電子レンジで加熱してから乗せるとよいでしょう。カット野菜であれば1袋100円程度で購入できるため、費用も抑えられます。
 

別の方向で節約を試す

カップ麺やチルド麺は、たくさんの食材を買う必要がありません。そのため、食費を抑えられ、また、すぐに作れるなどメリットが豊富です。しかし、栄養が不足しやすいため、健康面では不安が残ります。
 
健康に過ごすためにも、カップ麺やチルド麺だけで節約するのではなく、ほかの方法で食材費を抑えることを考えてみましょう。たとえば、まとめ買いで食費を減らす、ポイントがつくスーパーで買い物をするなどといった方法が挙げられます。
 

節約は栄養を考えながら

食費はもっとも節約しやすいポイントであるため、カップ麺やチルド麺で費用を抑えたいと考える人もいるでしょう。
 
しかし、行き過ぎた節約は栄養バランスを損ね、健康に被害を及ぼしかねません。野菜や肉など必要な栄養素を取り入れながら、カップ麺やチルド麺を楽しみましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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