更新日: 2024.06.22 その他家計

「毎日の晩酌が生きがい」という60歳の父。25歳から85歳までで「酒代」は総額いくらになる?

「毎日の晩酌が生きがい」という60歳の父。25歳から85歳までで「酒代」は総額いくらになる?
「毎日仕事で疲れて、晩酌をすることが生きがいになっている」という方もいるかもしれません。しかし、毎日お酒を飲んでいると酒代がいくらかかっているか気になるでしょう。
 
休肝日を設けてお酒を飲む日を少なくし、酒代を節約した方がよいのではないかと考える方もいるかもしれません。この記事では、25歳から85歳まで毎日晩酌をする場合の酒代の総額はいくらか、休肝日を設けた場合年間いくらの節約になるかをご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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毎日晩酌をしている場合、酒代は総額いくらかかっている?

例えば、インターネット通販サイトでは、350ミリリットルの缶ビールは1缶160円~200円程で販売されています。ここでは、1日1缶飲むと考え、1日の晩酌代を200円だと仮定します。
 
休肝日を設けずに毎日晩酌をすれば、25歳から60年間(うるう年は含めない)で合計2万1900日お酒を飲むことになります。酒代は2万1900日×200円で総額約438万円です。
 
1日当たりの酒代は数百円だったとしても、何十年も毎日飲んでいれば総額は数百万円といった金額になるのです。高級なお酒を好んで飲んでいたり、お酒を飲む量が多かったりすれば、さらに酒代がかかることになります。
 

休肝日を設ければ年間いくら節約になる?

酒代を節約したいと考えても「毎日の晩酌が生きがい」というほどお酒が好きな人が、お酒を完全にやめるのは難しいかもしれません。その場合、週1回などの休肝日を設けることがおすすめです。
 
仮に週1回休肝日を設けたとすると、1日の晩酌代が200円の場合、年間約1万400円の節約になります。60年間週1回の休肝日を設けた場合には、休肝日を設けない場合と比べて約62万4000円の節約になるのです。週2回休肝日を設ければ、年間に節約できる金額は倍の約2万800円になります。
 

休肝日を設けることの健康上のメリット

厚生労働省の「e-ヘルスネット」によると、お酒を飲まない休肝日を設けることで、肝障害が予防できる可能性があります。アルコールは依存性薬物のため、習慣的に飲酒を続けていると、耐性が生まれて徐々に飲酒量が増えてしまう危険性があります。
 
休肝日を設ければ飲酒の総量が減るため、肝障害が予防できる可能性が高まるといえます。さらに厚生労働省の研究では、複数の研究での検証が必要としていますが、3日以上休肝日があると、多量の飲酒をしていても総死亡リスクとがんによる死亡リスクの増加が抑制されると報告されています。
 
あまりにもお酒を飲みすぎている場合は、健康のためにも休肝日を設けるとよいでしょう。
 

休肝日を設けるためのコツ

毎日習慣になっている飲酒をやめるのは、なかなか難しいかもしれません。これから休肝日を設けようと考えている場合は、下記のような方法を試してみるとよいでしょう。
 

・休肝日を設ける理由を明確にする
・お酒にかわる趣味を見つける
・休肝日を増やす場合は段階的に増やす

 
何事も目標を達成するには、達成したいという気持ちを持ち続けることが重要です。「健康になりたい」「節約したい」など、目標を明確にしておくことで、諦めそうになったときも気持ちを改められるかもしれません。
 
毎日の晩酌が生きがいになっているという場合は、やめてしまうと楽しみがなくなってしまうでしょう。晩酌にかわる趣味を見つけられれば、休肝日を設けることも苦ではなくなるかもしれません。
 
目標は達成可能な程度のものを設定した方が成功しやすいといわれています。理想としては休肝日を週に2回したいと思っていても、急にお酒を飲む日を減らすのは難しいでしょう。まずは週1日から始めるなど、無理のない休肝日を設けることがおすすめです。
 

25歳から85歳まで毎日お酒を飲めば総額約438万円かかる可能性がある

1日の晩酌代が200円だった場合、25歳から85歳まで毎日お酒を飲むと、総額約438万円かかる可能性があります。高級なお酒を好んで飲んでいたり、お酒を飲む量が多かったりすれば、もっと酒代がかかるでしょう。
 
1日のお酒の量は変えず週に1回休肝日を設ければ、年間約1万400円節約できる可能性があります。また、休肝日を設けることで、肝障害の予防ができる可能性もあります。節約のため、健康のためには、休肝日を設けるのもよいでしょう。
 

出典

厚生労働省 e-ヘルスネット[情報提供] 健康用語辞典 飲酒 休肝日
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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