更新日: 2024.06.20 働き方
ブラック企業から抜け出したくて、資格を取って転職したいと思っています。お金になる資格って何かありますか?
しかし、生活していくなかで労働は欠かせないため、自分の進路を確保してから退職する必要があります。さらに、せっかく転職するのであればより高い収入を得たいと考えるでしょう。
そこで本記事では、転職する際の準備や年収アップを目指せる資格についてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ブラック企業を抜け出すには?
まずブラック企業を抜け出すには、退職届を出す前に準備が必要です。本項では、退職前にチェックしておきたい手続きの流れを紹介します。
1. 退職の手はずを整える
まずは、退職に必要な段取りを整えましょう。具体的には引き継ぎや転職先の確保です。退職は一般的に1ヶ月以上前に申し出る必要がありますが、自分の担っている業務が属人化している場合は、引き継ぎ書の作成や後任者の育成が必要です。
また、転職活動も並行して行う必要がありますが、あまり高い年収を見込めない場合は、資格を取得するといった自前準備をおすすめします。会社を去るときに会社が困らないようにする準備と、自分が転職後に困らないような方法を意識しましょう。
転職に有利な資格を取る
資格取得を検討する場合は、転職に有利な資格を選択しましょう。資格次第で同じ業界であっても年収がアップしたり、まったく別業界でも高年収を狙えたりと、効果は資格さまざまです。
なお、資格取得には多くの場合時間を要するため、早めの行動がおすすめです。資格取得までにかかる学習時間を加味して進めましょう。
就職に有利な資格は何がある?
本項では、就職に有利に働くとされている資格を3つ紹介します。いずれも資格取得には学習時間が必要なものの、一度取得すると自分の武器として活用できます。
宅地建物取引士(宅建)
宅地建物取引士は通常「宅建」と呼ばれる資格で、主に不動産業界で活用できる資格で国家資格です。受験は毎年10月の第3日曜日に実施されており難易度は比較的高く、合格率は15~18%程度といわれています。資格取得は独学での勉強だけでなく、通信教育などの活用がおすすめです。
社会保険労務士
社会保険労務士は、事務職のなかでも強みとなる資格です。試験は毎年8月に実施されており難易度は非常に高く、合格率は6~7%といわれています。そのため、長期のスケジュールでコツコツと勉強を進めていくのがおすすめです。
行政書士
行政書士も、人気が高い資格のひとつです。試験は毎年11月あたりに実施されており、合格すると独立や協会に所属して仕事を得たりできる職業です。合格率は10~12%程度で、難しい資格です。しかし、まったく別業種から合格した方もいるため、キャリアチェンジを行う際に挑戦してみましょう。
働きながら資格取得を目指すコツ
働きながら資格取得に向けて学習するのは、非常に難しいでしょう。しかし、隙間時間や休日を有効活用するなかで勉強時間を確保し、合格を目指す方法があります。具体的には、下記の方法を試してみましょう。
・夜寝る前に2時間程度勉強時間を確保
・週末に1日3時間ずつ勉強時間を確保
・通勤時間を有効活用して学習を進める
働きながら勉強を行う場合、通勤時間の有効活用や土日にまとまった学習時間を取る方法があります。飲みに行く回数や趣味に使える時間は減りますが、キャリアアップに向けて数ヶ月間挑戦してみるのもよいでしょう。
資格を取得すると、自分の大きな自信につながります。「3ヶ月だけ」「半年だけ」と時間を設けて、学習に集中してみましょう。
転職は計画的に進めよう
近年は一昔前よりも転職サイトや転職エージェントが充実し、転職しやすい環境が整っています。
しかし、計画的に転職活動を行わなければ、年収が下がってしまったり、転職を繰り返すだけでキャリアを構築できなかったりという可能性もあります。資格取得や自分のキャリアプランを明確にしてから、上を目指せる転職活動を行いましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー