更新日: 2024.06.06 その他家計
毎日会社に持っていく”具なし”の塩おにぎり。栄養面も「太りやすい」との噂も気になります…
塩おにぎりは簡単に作れてランチ代の節約になりますが「おかずがないと栄養が偏るのでは?」などと、栄養面では不安もあるかもしれません。
本記事では、塩おにぎりを作るためにかかる費用をはじめ、毎日塩おにぎりを食べる健康上の注意点とともに、一緒に食べるとよいおかずについてもご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
塩おにぎりを作るためにかかる費用は?
塩おにぎりを作るために必要なものは、米と塩のみです。
標準サイズの塩おにぎりを2個作ると想定して、いくらかかるのか計算してみましょう。
まず、コンビニで売っているおにぎりのサイズを標準サイズとして考えていきます。コンビニのおにぎりに使われているご飯の量は100グラム前後といわれています。
農林水産省によると、一般的に米からご飯になるときは「米の重量×2.2~2.3」で計算するため、2個分のおにぎりを作るための米は約91グラム必要ということになります。
米5キログラムを2500円程度で購入したとして、標準サイズのおにぎり2個分であれば約45.5円分の米を使用することになります。塩は1キログラム120円程度で購入したとして、おにぎり1個につき0.5グラム使用する場合、2個分であれば約0.12円分になる計算です。
合計すると約46円ですが、米を炊くための水や炊飯器にかかる電気代なども含めると、もう少しかかると考えてよいでしょう。
平日毎日塩おにぎりを2個ずつ作ると考えると、1ヶ月に1000円前後かかると考えられます。
「米は太りやすい」って本当?
毎日おにぎりを食べていると「太るのではないか」と心配になるかもしれませんが、実際に米を食べることで太る心配はないようです。
米に含まれている炭水化物は糖質と食物繊維をあわせた総称ですが、糖質が直接太る原因になるわけではありません。太る原因は摂取エネルギーが消費量より多くなることにあり、何を食べても同じことです。
それどころか、米は腹持ちがよく食物繊維も含まれているため、体脂肪になりにくいといわれています。
米の食べ過ぎは健康に悪い?
農林水産省によると、米には炭水化物のほか、たんぱく質や脂質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が含まれています。
特に、エネルギー源となる炭水化物と体の成分となるたんぱく質の両方が含まれていることは重要なポイントです。
ただし、どんなものであっても偏って摂取することは健康によくないため、米だけを食べるのではなく、さまざまな栄養素をバランスよくとることが大切です。
塩おにぎりにプラスするとよいおかずとは?
具なしの塩おにぎりだけでは栄養面が心配な場合は、米だけでは不足しがちな栄養素を摂取できるおかずもプラスするとよいでしょう。
例えば、ビタミンやミネラル・食物繊維の摂取量を増やすために、野菜やきのこ・海藻などを入れたみそ汁を組み合わせることもおすすめです。みそ汁をスープジャーに入れて、おにぎりと一緒に会社へ持っていくのもよいかもしれません。
具だくさんみそ汁などをプラスして栄養面を補うことがおすすめ
標準サイズの具なし塩おにぎりを2個作るために必要な費用は、46円程度であると考えられます。
具なしの塩おにぎりを作って会社に持っていけば、昼食を社食で食べたりコンビニで買ったりするよりは安く済む可能性が高いでしょう。
しかし、毎日塩おにぎりだと「米の食べ過ぎで太るのではないか?」「栄養が偏らないか?」と心配になるかもしれません。太る理由は摂取エネルギーが消費量より多くなることにあるので、米の食べ過ぎが直接の原因になることはないでしょう。
ただし、米だけでは不足する栄養素もあるため、野菜やきのこ・海藻などをたっぷりと入れたみそ汁などを一緒に摂取することが望ましいといえます。
出典
農林水産省 お米の重さとご飯の重さの違いを教えてください。
農林水産省 お米と健康・食生活
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー