更新日: 2024.06.03 働き方
手取りが変わらないなら、休みも自由な「アルバイト」の方がいい?正社員とアルバイトのメリット・デメリットは?
今回はアルバイトと正社員の違いについてや、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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アルバイトと正社員の違いは?
アルバイトと正社員は、雇用期限が設けられているかどうかに大きな違いがあります。
アルバイトの場合は有期雇用での契約がほとんどであり、期間を満了したタイミングで再度契約を結ばなければなりません。
対して、正社員の場合は無期雇用となっており、自分から退職を申し出たりトラブルを起こしたりしない限りは働き続けられます。
このほか、給与計算の方法やボーナスの有無などの違いがあげられるでしょう。
それぞれにメリットやデメリットがあるため、自身に合った働き方を選ぶことも大切です。
アルバイトとして働くメリット・デメリット
アルバイトとして働くメリットは、自分で好きな働き方を選べる点です。
働く日数や時間帯などを自分で決められるのはもちろん、アルバイトの掛け持ちが認められるので収入が増やせるケースも多々あります。
また、基本的に異動や転勤がない、責任が伴うケースが少ないといった点もアルバイトならではのメリットといえるでしょう。
対して、長く働き続けてもなかなか収入アップにつながらない点はデメリットのひとつです。
特に年齢を重ねていくと、アルバイトと正社員の年収には差が生まれやすくなります。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」では、雇用形態別の平均月給は以下のように結果が掲載されていました。
表1
年齢 | 正社員の月給平均 | 正社員・正職員以外の月給平均 |
---|---|---|
20~24歳 | 22万8700円 | 19万4800円 |
25~29歳 | 26万3600円 | 21万6400円 |
30~34歳 | 29万4100円 | 22万1400円 |
35~39歳 | 32万7000円 | 22万500円 |
40~44歳 | 35万4600円 | 22万600円 |
45~49歳 | 37万4500円 | 21万7700円 |
※厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概要 (6)雇用形態別にみた賃金」を基に筆者作成
また、雇用が安定しないことで思ったように稼げないリスクが伴う点にも注意しましょう。
正社員として働くメリット・デメリット
正社員として働くメリットは、雇用の安定性があげられます。
よほどのことがなければ解雇はされず、自身の意思で退職しない限りはそのまま勤務可能です。
また、経験が増えることでキャリアアップも目指せ、結果的に収入が高くなる可能性も見込めるでしょう。
デメリットは、休みの取得がしづらい点や仕事に責任が伴う点です。
休みについては年間の勤務日数が決まっているため、有給休暇を使用しなければなかなか追加で確保できません。
あわせて、管理職になれば責任をとる場面も一層増えてくるでしょう。
異動や転勤の可能性がある点も、正社員として働く場合は注意が必要です。
自分のライフスタイルや目的に合わせて働き方を選ぶのが大切
アルバイトと正社員には、それぞれメリットとデメリットがあります。
そのため、ライフスタイルや目的に合わせて働き方を選ぶことで、無理なく働けるでしょう。
例えば将来やりたいことが決まっているなら、アルバイトがおすすめです。
夢に向けてお金を貯めながら、やりたいことも並行して進められるでしょう。
対して安定性を求めるなら、正社員が向いていると考えられます。
収入はもちろん、福利厚生などがアルバイトよりも充実しているため、生活が安定しやすいです。
2つの働き方を比較しながら、自分に合った方法を選びましょう。
出典
厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概要 (6)雇用形態別にみた賃金
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー