更新日: 2024.05.30 その他家計
居酒屋の「お通し」でお金がとられると聞きました。お通しはいらないのでその分の金額を引いてもらうことはできますか?
また、食べられない料理が出てきたら困るからと断りたい人もいるでしょう。
本記事では、日本の飲食店でよく提供されているお通しとは何か、お通しを断った際にお通し代は請求されるのかなどについて紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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居酒屋でよくある「お通し」とは
お通しとは、居酒屋をはじめとした飲食店で、最初のメニューを注文した後すぐに出てくる簡単な料理を指します。お酒を飲みながらつまむのにちょうどよい料理が多く、注文したメニューが提供されるまでのつなぎのような役割があります。
そもそもは、お客さまから注文を受けたと証明するために提供されていたもので、お客さまの注文をお通ししたという意味合いから、お通しと呼ばれるようになったそうです。
「突き出し」や「先付け」との違いとは
お通しと似たものに、「突き出し」と「先付け」があります。すべて、入店してから最初に提供される料理という点で共通していますが、それぞれ由来が異なるのが特徴です。
突き出しは、主に関西地方でよく使われている言葉で、お客さまの注文状況とは関係なく「突き出す」ことから、突き出しと呼ばれるようになったといわれています。
また、先付けは懐石料理をはじめとしたコースのメニューに含まれている料理で、最初に提供されるメニューを指します。そのため、先付けはお通しのように別料金は発生しません。
お通しは料金が発生するケースが多い
お通しには、一般的にお通し代が発生します。金額は店舗によって異なるため、金額が気になる方は、利用するお店に確認しましょう。
およそ300円~500円が相場のようですが、それ以上やそれ以下の店舗も多くあります。お店によっては1000円を超えるお通し代を請求される可能性もゼロではありません。一方で、無料でお通しを提供する店舗もあり、お店ごとに扱い方が異なります。
お通しがいらないときの対応
ここでは、お通しがいらないとき断ってもよいのか、断った際にお通し代は請求されるのかなどについて紹介します。
料理は自分の好きなものを食べたいからと、お通しを断りたいときもあるでしょう。お店とお通しのルールについて理解し、断ってよいか判断できるようになりましょう。
お通しは基本的には断れない
お通しを断ってもよいかは、店舗によって異なります。お通しについてルールが明確に定まっているわけではないため、各店舗や働く人の裁量に任せられる部分が大きいのが特徴です。お通しは、お店の味をアピールするきっかけにもなるため、店舗によっては力を入れていることもあるでしょう。
また、お客さまを待たせずに料理を提供できるメリットがあるため、基本的に断れない可能性が高い傾向です。
しかし、店舗によってはお通しをカットできるケースがあるため、気になる場合はお店に確認するのがおすすめです。
断ったときのお通し代の請求は店舗による
お通しを断った際、お通し代の請求がされるかどうかも店舗による部分が大きいでしょう。
お通しが提供される前に断った場合は、お通し代を請求されないケースが多いようです。しかし、既に提供されてしまっている場合、料理を食べていなくてもお通し代を請求される可能性があるでしょう。
また、お通し代に席料が含まれている場合もあるため、お通しを断ることができたとしても、料金は請求されるというケースもあります。
お通し代の請求に関してもお店によって扱い方が異なるため、お通しを断りたいと考えている場合は、事前にお店へ問い合わせてみるのもひとつの手段です。
お通しが断れるかは事前にお店へ確認しよう
お通しは、注文した料理が提供されるまでのつなぎとして利用されている仕組みです。
お通し代は一般的に数百円程度ですが、お通しを断ればもう1品好きなメニューが頼めると考えれば、決して安い金額ではありません。そのため、気になる方は事前にお店への確認をおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー