更新日: 2024.05.28 働き方
高校2年生ですがおばあちゃん孝行のためにバイトをしようと思っています。親にばれるでしょうか?
本記事では、親にバイトがばれてしまう理由やばれにくいバイトの種類などを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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学生は親にばれないようバイトするのは難しい
結論から申し上げますと、高校生が親にばれずにバイトをするのは難しいといえます。主な理由として、税金関係や私生活の変化、知り合いから伝わるリスクなどが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。
税金関係でばれる
親に内緒でバイトをしていても、税金関係でばれてしまうケースがあります。国税庁によると、扶養親族に該当する人の範囲として「年間の合計所得が48万円以下であること(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)」と定められています。
扶養から外れてしまうと、親が負担する税金も増えてしまうため、年間の収入が増えすぎないよう事前に計画を立てておきましょう。
私生活の変化によってばれる
バイトをはじめると私生活にさまざまな変化が表れ、親にバイトをしているとばれる可能性があります。例えば、バイトをしている日は普段より帰宅時間が遅くなるでしょう。
また実家暮らしで土日にバイトをすると、外出の理由を親に尋ねられる可能性もあります。このように普段とは異なる行動を親が不審に思い、バイトがばれるケースは十分考えられます。
さらにバイトで制服がある場合、自宅で洗濯しなければなりません。親が洗濯するときに制服を見つけて、バイトしているとばれるケースもあります。
中にはバイトをすると自由に使えるお金が増えるため、散財してしまう人もいるでしょう。そのような場合には、いろいろなものを購入している様子を親が見て、バイトをしていると疑われる可能性があります。
バイトしているところを知り合いに見つかりばれる
バイトしているところを知り合いに見られて、そこから親にばれる可能性もあります。特に地元でバイトをする場合は知り合いに見つかりやすいため、注意が必要です。
また地元では、バイト先の従業員に知り合いがいる可能性も高いです。スーパーや飲食店などでは、知り合いの親がパートとして働いていることもあるでしょう。そのため、親同士の何気ない会話からバイトしていることがばれる可能性があります。
土日に数時間働く場合に1ヶ月で稼げる金額
親にばれずにバイトを続けるのは難しいですが、土日に数時間ずつなど学業に負担が出ないようバイトをすれば、大目に見てもらえる可能性があるでしょう。そこで、土日に3時間働いたときにどのくらいの金額を稼げるか、時給1200円の場合で紹介します。
時給1200円で土日に3時間働いた場合の金額
時給1200円のバイトで土日各3時間ずつ働いた場合、1日あたり3600円稼げます。1ヶ月に8回バイトに入れるとしたときの1ヶ月の収入は以下の通りです。
3600円/日×8回=2万8800円
1ヶ月で2万8800円の収入となり、半年で17万2800円、1年間で34万5600円稼げる計算です。この収入額ならば、親の扶養を外れる心配もありません。
親にばれたくないときにおすすめのバイト
次に、親にばれたくないときのおすすめバイトを紹介します。基本的には、接客業以外のバイトを選びましょう。飲食店や販売業はお客さんとコミュニケーションをとる機会が多いため、知り合いが来店した際にばれやすいです。
また接客業以外のバイトとしては、工場のライン作業や倉庫内の軽作業などが挙げられます。知り合いに見つかるリスクを減らすためには、人との関わりが少ないバイトを選びましょう。
短期や単発のバイトも親にばれたくない人におすすめです。働く期間が短いため、誰かに見られるリスクが低いといえます。
さらに自分の部屋でパソコンを使ってできるバイトもおすすめです。データ入力やアンケートモニターなどは人と会わずにできる仕事であるため、知り合いにばれる可能性が低いです。そのため、自分のパソコンを所有している人は在宅のバイトも検討しましょう。
土日数時間のバイトでも十分収入を得られる
高校生が親にばれずにバイトを継続することは、難しいと考えられます。しかし、土日数時間のバイトでも祖母に孝行するための金額が稼げるでしょう。時給が1200円であれば土日に各3時間働くだけで、月に2万8800円の収入が得られます。
また親に内緒でバイトするよりも、学業に負担をかけない範囲で働くと約束し、許可をもらって働くのもいいでしょう。
出典
国税庁タックスアンサー(よくある税の質問)No.1180 扶養控除
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー