更新日: 2024.05.28 貯金
世帯年収800万円で貯金「ゼロ」はまずい?みんなどれくらい貯金してるの?
しかし、生活費ですべてなくなってしまい貯金があまりできていないという方もいるかもしれません。
自分と同じ年収の人がどのくらい貯金をしているかは、気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、800万円の世帯年収がある場合に、一般的にどの程度の貯金をしているのかについてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年収800万円の世帯の預貯金額と貯蓄率
金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」の調査結果から、預貯金額(運用または将来に備えて蓄えている部分)と貯蓄率(年間の手取り収入額からみた年間貯金額の割合)の平均をみてみます。
二人以上世帯・単身世帯で、世帯年収750万円から1000万円未満の世帯の預貯金額と貯蓄率の平均は下記の通りです。
・二人以上世帯:722万円
・単身世帯:1317万円
・二人以上世帯:14%
・単身世帯:27%
一般的にみて、世帯年収800万円で貯金がゼロというのは少ないと考えられます。
仮に年収800万円で手取りが600万円の場合、14%を貯金していたとすると年間約84万円、27%を貯金していたとすると年間約162万円を貯金するという計算になります。
現在年収800万円あるけれど貯金をしていないという方は、上記の金額を目安に貯金を始めてみるといいかもしれません。
毎月少しずつ貯めるとどの程度貯金できる?
これから少しずつ貯金を始めようとする場合、どのくらい貯金ができるのでしょうか。
毎月1万円・3万円・5万円を貯める場合、貯金額の合計がいくらになるのか計算しました。
表1
1万円貯金 | 3万円貯金 | 5万円貯金 | |
---|---|---|---|
1年後 | 12万円 | 36万円 | 60万円 |
5年後 | 60万円 | 180万円 | 300万円 |
10年後 | 120万円 | 360万円 | 600万円 |
20年後 | 240万円 | 720万円 | 1200万円 |
※筆者作成
銀行に預貯金として預ければ金利がつくため、金利分貯金は増えるでしょう。
金融機関の「積立定期預金」を利用すれば、普通預金から自動振替で毎月一定額を積み立てることができます。
投資信託などを活用すれば、元本割れのリスクは考えられますが、運用結果に応じて貯金をさらに増やせるかもしれません。
貯金があまりできていないという方は、上記の金額を参考に毎月少額でも貯金を始めてみてはいかがでしょうか。
世帯年収800万円で貯金ゼロは平均と比較して少ないと考えられる
世帯年収750万円から1000万円未満の世帯の平均預貯金額は、二人以上世帯で722万円、単身世帯で1317万円です。
年収800万円の場合の金額は正確には分かりませんが、世帯年収800万円で貯金ゼロというのは、平均と比較して少ないと考えられます。
毎月5万円を貯金したとすれば、1年後には貯金の合計は60万円、3年後には180万円になります。
今まであまり貯金ができていなかったという方も、将来のために少額からでも貯金を始めてみてはいかがでしょうか。
出典
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年) 各種分類別データ(令和5年) 6 種類別金融商品保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)、8 年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] (令和5年) 各種分類別データ(令和5年) 6 種類別金融商品保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)、8 年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー