更新日: 2024.05.18 その他家計

「除湿機」VS「浴室乾燥機」12時間使用した場合、電気代はどちらが安い?

「除湿機」VS「浴室乾燥機」12時間使用した場合、電気代はどちらが安い?
梅雨時期のみならず、部屋干しをせざるを得ない方は多いでしょう。その際、除湿機や浴室乾燥機で乾かせば、部屋干し特有の生乾き臭に悩むこともなくなり、非常に便利です。
 
そこで気になるのが、乾燥にかかる電気代。今回は、12時間使用した場合の除湿機と浴室乾燥機の電気代を算出し比較しました。ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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除湿機を12時間使用した場合の電気代

まずは、除湿機を12時間使用した場合の電気代を計算します。製造会社や除湿機の種類、運転モードにより大きな差がありますが、消費電力の相場は一般的に300~400ワットとされています。
 
今回は350ワットの除湿機を12時間使用したと仮定して、電気代を計算してみましょう。
 
なお、電気単価は東京電力エナジーパートナー株式会社の電気料金を参考に約30円/キロワットアワーとします。電気代を求める際は、下記の式に当てはめます。
 
消費電力(ワット)÷1000×使用時間(時間)×電気単価(円/キロワットアワー)
 
上記の式に当てはめて計算すると、12時間の電気代は約126円です。製品によって消費電力には大きな差があり、電気単価も変動することがありますので、参考程度にしてください。
 

浴室乾燥機を12時間使用した場合の電気代

次に、浴室乾燥機を12時間使用した場合の電気代を計算します。こちらも同様に、製造会社や浴室乾燥機の種類、運転モードにより大きな差がありますが、消費電力の相場は一般的に1100〜1200ワットとされています。
 
今回は1150ワットの浴室乾燥機を12時間使用したと仮定して、電気代を計算してみましょう。なお、電気単価は約30円/キロワットアワーとします。
 
電気代を求める式に当てはめて計算すると、12時間当たりの電気代は約414円です。製品によって消費電力には大きな差があり、電気単価も変動することがありますので、参考程度にしてください。
 

除湿機を使用した場合と浴室乾燥機を使用した場合の料金の比較

前述した12時間当たりの料金を基に、1ヶ月毎日12時間使用した場合の料金とその差額を表1にまとめました。
 
表1

1日当たりの料金(12時間) 1ヶ月当たりの料金
除湿機 約126円 約3780円
浴室乾燥機 約414円 約1万2420円
差額 約288円 約8640円

※筆者作成
 
表1から、1日当たりの料金でも3倍近くの差があり、1ヶ月当たりの料金となると、約9000円の差が出ていることからも除湿機の方がかなり安いことが分かります。一般的に除湿機の方が乾燥に時間がかかる傾向にありますが、それを加味したうえでも除湿機の方がリーズナブルです。
 

12時間使用した場合の電気代は除湿機の方が圧倒的に安い!

除湿機を使用した場合と浴室乾燥機を使用した場合を比較すると、12時間当たりの料金で約288円除湿機の方が安いことが分かりました。
 
ただし、製造会社や種類、スペックによって同じ時間での乾き具合や電気代は変わります。今回の試算は、あくまで目安として参考にしてください。
 

出典

東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B 料金単価
株式会社三菱電機 除湿機サラリ 総合カタログ(8ページ)
株式会社LIXIL Q&A(よくあるお問い合わせ) 浴室・シャワー ユニットバスの浴室乾燥暖房機の消費電力・電気料金の目安①~⑨
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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