更新日: 2024.05.17 家計の見直し
100円ショップでついつい買ってしまうので、家計簿の「日用品費」が毎月5000円を超えています。私は買い過ぎなのでしょうか?
果たして、これは買い過ぎなのでしょうか? そこで本記事では、一般的な「日用品費」と比べて、5000円の支出がどれくらいなのか検証してみたいと思います。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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日用品費の平均額はどのくらい?
日用品費の平均額は、家族構成によって大きく異なります。総務省の「家計調査」によると、単身世帯と二人以上の世帯で家具・家事用品の1ヶ月あたりの支出平均額は以下のとおりです。
・単身世帯:5760円
・二人以上の世帯:1万2190円
これらの金額を見ると、月5000円という金額は必ずしも買い過ぎとは言い切れません。ただし、これはあくまでも平均であり、実際の支出額はご自身のライフスタイルや家族構成によって異なります。
例えば、一人暮らしで外食が多い場合は、日用品費よりも食費の支出額が高くなるでしょう。また子どもがいる場合は、教育費や保育費などの支出額も増えます。そのため、家計簿をつけて自分の日用品費が平均額と比べてどうなのかを確認することが大切です。
100円ショップを利用する人の割合は
本項では、100円ショップに関するアンケート調査データをご紹介します。株式会社アスマーク(東京都渋谷区)による、「100円ショップに関するアンケート調査」(調査期間:2017年10月、調査対象:全国在住の20~59歳男女200名)の結果は以下のとおりです。
・認知度
100円ショップの認知度は非常に高く、98.0%の人が「知っている」と回答しています。また、認知率は男性よりも女性のほうが2ポイントほど高い結果となっています。
・利用経験
100円ショップの利用経験は、認知者の96.0%が「ある」と回答しています。利用率は、男性よりも女性のほうが6ポイントほど高い結果となっています。
・利用頻度
利用者全体で、「週に1回程度」が最も多く、週に1回以上の利用者は44.8%です。
・平均購入金額
100円ショップの購入平均額は、全体で708.46円です。
・利用意向
利用意向は非常に高く、81%が「利用したいと思う」と回答しています。
これらのデータから、100円ショップは広く認知されており、多くの人々に利用されていることが分かります。
100円ショップでの日用品費を節約するポイント
日用品費を節約したい場合は、以下のポイントに注意しましょう。
・リストを作って買い物に行く
・衝動買いをしない
・本当に必要な物だけを買う
・100円ショップ以外の店も利用する
・まとめ買いをする
・家計簿をつける
これらのポイントを参考にして、家計簿の「日用品費」を節約しましょう。
リストを作って買い物に行く
買いたい物をリストアップしてから買い物に行くことで、不要な物を買わずに済みます。そのため、リストには必要な物を事前にメモしておきましょう。
例えば、トイレットペーパーや洗剤、シャンプーなどの日用品や食料品などをリストに加えておきましょう。また、そのリストにしたがって買い物をすることで、予算内で必要な物だけを購入できます。
衝動買いをしない
100円ショップは安いうえに、思わずあれもこれも買ってしまいたくなるような魅力的な商品がたくさんあります。しかし、衝動買いは節約の大敵ですので、必要な物だけを買うことが大切です。
本当に必要な物だけを買う
100円は安いと思っても、買うべき物と買いたい物を区別し、本当に必要な物だけを買うようにしましょう。
100円ショップ以外の店も利用する
100円ショップには、すべての商品がそろっているわけではありません。100円ショップだけでなく、安価な商品を扱っているなど他の店舗も利用すれば、100円以下のお得な商品を見つけられる可能性があります。また、100円以上の物でも長持ちしてお得などというケースもあります。
まとめ買いをする
頻繁に買い物に行くよりもまとめて必要な物を一度に買うことで、節約につながります。100円ショップだけでなく、ドラッグストアやスーパーなどの特売も活用しましょう。
また100円ショップでは、定期的にセールが行われています。セール期間中は、必要な物をまとめて購入しましょう。
家計簿をつける
日用品費の支出額を把握するために、家計簿をつけることをおすすめします。支出を記録すれば無駄な買い物を減らせることができ、貯蓄につなげられます。
100円ショップでは賢く買い物して節約につなげよう
100円ショップで毎月5000円の利用について、買い過ぎかどうかは個人の状況と価値観によって異なります。まずは、自分の日用品費が平均額と比べてどうなのかを確認しましょう。また、100円ショップで賢く買い物をするための節約術を活用することも大切です。
日用品費を見直すことで、節約できるポイントがあります。そのため、自分の生活スタイルに合った方法を試してみてください。
出典
総務省 家計調査家計収支編 単身世帯 2023年 表番号1
総務省 家計調査家計収支編 二人以上の世帯 2023年 表番号1
株式会社アスマーク 100円ショップに関するアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー