更新日: 2024.05.08 貯金
退職まであと10年。あまり貯金がないので心配です。今からやるべきことを教えてください
そこで本記事では、50代のうちに準備しておいたほうがよい費用や、50代からでもできる節約術を紹介します。老後の資金を確保するために、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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50代のうちに準備しておくこと
50代になると子どもが成長するため、教育費の負担は少しずつ減っていくでしょう。しかし、そのほかにも新たに必要な資金が発生します。
50代に入ると考えなければいけないこととして、両親の介護費用や自宅の修繕費用が挙げられます。自分たちが老後過ごすための資金を確保するために、どのような費用が必要か把握しておきましょう。
両親の介護費用
自分たちが50代になったとき、多くの場合両親は70~80歳ほどになっているでしょう。そのため、介護が必要なケースも考えられます。子どもの教育費の負担が軽くなってきたころには、親の介護費用が発生する可能性を視野に入れておくことが大切です。
介護費用は、どの程度の介護を必要とするかで大きく異なります。また親の保険や資産でまかなえる可能性もあるため、事前に両親と相談しておくとよいでしょう。
自宅の修繕費用
20代でマイホームを購入している場合、50代に入るころには築30年前後となって住宅の傷みが気になり始めるころです。傷み具合によっては大幅なリフォームが必要になるため、事前に資金を確保しておく必要があります。
一戸建てではなくマンション住まいであったとしても、30年住み続けていると大規模な修繕作業が発生する可能性があります。そのため、一戸建てでもマンションでも修繕費用を確保することが大切です。
50代からでも間に合う節約術
50代に入って、貯金があまりないことに気づき、老後の生活に不安を感じる方もいるでしょう。資金確保のために、50代からでも始められる節約術はありますので、実行して老後の資金を貯めましょう。
家具や家電の見直し
50代に入り子どもが巣立ったあとには、大型の家具や家電の見直しを行いましょう。大人数用の家電は、電気代が必要以上にかかる可能性があります。
また数十年使用している家具・家電は買い替えの時期を迎えるでしょう。そのタイミングでは、コンパクトなものに買い替えることをおすすめします。家具をコンパクトなものに買い替えておけば、住まいを変える際にも場所をとらないメリットがあります。
食習慣の見直し
普段から外食が多い生活を送っている方は、食習慣を見直すことで節約が可能です。毎日外食を続けると、自炊よりも食費がかかってしまいます。普段は自炊を心掛け、仕事が忙しくて余裕のない日や何かの記念日といった特別な日は外食を取り入れるなど、メリハリをつけましょう。
住宅の見直し
住宅の見直しは、持ち家と賃貸のどちらであるかによっても変わってきます。持ち家の場合は、住宅ローンを完済する年齢を確認しましょう。70歳近くまで住宅ローンの支払いがある場合、早めに完済できるかチェックすることが大切です。
賃貸で部屋数の多いマンションに住んでいる場合は、引っ越しも検討しましょう。家賃は生活費のなかでも、大きな割合を占める費用です。子どもと一緒に住んでいた物件から、夫婦2人で住むサイズの物件に住み替えれば、生活費を大幅に節約できます。
マイカーの見直し
マイカーを所有している人は、車を手放すことも検討しましょう。車は利用している・していないにかかわらず、駐車場代や税金などの維持費がかかります。そのため、公共交通機関が発達していて、車がなくても生活に困らなければ、手放すことで大きな節約につながるでしょう。
50代からでも節約すれば資金確保ができる
50代になってからでは、老後の資金を確保するのが難しいと考える人も多いでしょう。しかし、ライフスタイルを見直して節約を心掛ければ、50代からでも資金の確保が可能です。
50代になってから、もう遅いかもしれないと諦める必要はありません。日々の節約を心掛けて、少しずつ資金を確保しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー