更新日: 2024.04.26 その他家計
春は冷暖房の使用回数が低くなるので、電気代が1年のうちで安いですよね? 春の節電方法は何かありますか?
本記事では、春にかかる電気代の相場や春に電気代が意外と高くなる理由、春に節電する方法などを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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春の電気代は平均でどのくらい?
総務省統計局が発表している家計調査によると、2023年における2人以上の世帯のうち、勤労者世帯の電気代平均は以下のとおりです。
1月:1万7640円
2月:1万8824円
3月:1万7323円
4月:1万3515円
5月:1万1040円
6月:9141円
7月:8431円
8月:9766円
9月:1万668円
10月:1万536円
11月:9501円
12月:9836円
この結果を見ると、春(4~6月)は冬(1~3月)に比べると電気代は安くなっています。しかし、夏(7~9月)、秋(10~11月)よりは高いです。したがって、暖房器具の出番が減ったからといって決して電気代が安くなるわけではありません。むしろ冬に次いで電気代が高い季節です。
春に電気代が高くなりやすい理由
春は気温が上下しやすい季節です。日中は暖かくても朝晩は冬と同じくらい冷え込む日も珍しくありません。温暖な一部の地域を除いて、暖房が完全にいらなくなるのは5月に入ってからといった地域も多いでしょう。
つまり、春はまだまだ暖房が必要なことが電気代が高くなる理由の1つです。なお、主な暖房器具の電気代の目安は以下のとおりです。
●消費電力710W10畳用のエアコン:1時間あたり約21円
●カジュアルコタツ:1時間当たり約2~4円
●10畳用オイルヒーター:1時間当たり約15~21円
※(電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会が提示する電力料金の目安単価である1kWhあたり31円で計算)
また、暖房はつけてから部屋が暖まるまでが最も電気代がかかるため、寒い時間だけ暖房を入れ、暖かくなったら消すを繰り返すと電気代が高くなりがちです。
春に電気代を節約する方法は?
気温に合わせて暖房を無造作につけたり消したりすれば、どうしても電気代は高くなってしまいます。また、春は急に気温が高くなる日もあるので、地域によっては暖房と冷房器具を併用する必要もあるでしょう。
使用する電気機器が多くなっても電気代は高くなります。本項では、気温が安定しない春に電気代を節約する方法を紹介します。
電気代がかかりにくい暖房器具を選んで使う
春は気温が低くなっても、冬のように底冷えする日は少なくなります。そこで、春に使う暖房器具は、電気代がかかりにくいものを選びましょう。
例えば、エアコンをつけて部屋中を暖めるより、厚着をしてコタツやホットカーペットで足元のみ暖めるほうが、電気代は節約しやすいです。また、湯たんぽや使い捨てカイロなど電気を使わずに寒さをしのぐ方法を試してみてもよいでしょう。
厚着をしたり窓を開けたりするなどして過ごしやすくなるように心がける
多少肌寒かったり蒸し暑かったりするくらいの日は、すぐに暖房や冷房をつけるのではなく、厚着をしたり窓を開けて網戸にしたりするなどして過ごせるかどうか試してみましょう。
また、どうしても冷暖房をつける場合は窓に断熱シートを貼る、日よけシェードをつけるなど、断熱効果をアップすれば冷暖房を強くしなくても室内が過ごしやすくなります。特に、急に暑さが増してきた日は冷房をつけるより、日差しを遮る工夫をしてみましょう。
春は電気製品の使い方を見直して節電しよう
春は気温が不安定になりやすく、地域や気候によっては暖房だけでなく冷房が必要な場合もあります。気温に合わせて冷暖房をつけたり消したりしていれば、どうしても電気代は高くなりがちです。
窓やドアの断熱性を上げる、厚着をする、日よけシェードなどで日鉱を遮ってみるなど工夫してみましょう。また、冷房や暖房を弱でつけてある程度の時間連続で運転させたほうが、頻繁にオンオフを繰り返すより電気代をおさえられます。
出典
総務省統計局 家計調査
全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー