25歳会社員です。毎月「4万円」貯金してますが生活が苦しいです…貯金に回しすぎでしょうか?
配信日: 2024.04.23
しかし実際には「生活するのが精いっぱいで貯蓄に回せるお金がない」「あるとつい使ってしまう」などの理由で、思うように貯蓄できていない方も少なくないと思います。月々の目標額を決めて貯蓄しているものの、生活が苦しくなってしまっている方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、収入の何割を貯蓄に回している人が多いのか、アンケート調査の結果を基にご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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収入の何割を貯蓄に回しているのか?
株式会社ビズヒッツが男女500人に実施した「お金が貯まらない理由に関する意識調査」によると、「収入の何割を貯蓄しているか」という質問に対して表1のような結果が出ています。
表1
収入に対する貯蓄 | 割合 |
---|---|
ほとんどしていない | 26.8% |
1~5%未満 | 20.2% |
5~10%未満 | 17.2% |
10~20%未満 | 15.6% |
20%以上 | 20.2% |
※株式会社ビズヒッツ「お金が貯まらない理由に関する意識調査」を基に筆者作成
最も多かったのは「ほとんどしていない」の26.8%で、貯蓄している人の中では「収入の1~5%未満」と「20%以上」が同率で20.2%を占めています。毎月4万円貯蓄した場合の貯蓄割合別の月収を表2にまとめたので、自分の収入だと4万円貯蓄すると何%になるのかを確認するうえでの参考にしてください。
表2
貯蓄割合 | 月収 |
---|---|
10% | 40万円 |
15% | 約26.6万円 |
20% | 20万円 |
※筆者作成
例えば、月収が20万円の場合、4万円貯蓄すると収入に対する貯蓄の割合が20%と大きくなります。生活が苦しくなってしまう可能性が高いため、貯蓄に回す割合をもう少し減らしてもいいかもしれません。
貯蓄が難しい理由として多いものは?
同調査によると、お金が貯まらない理由として最も多かった答えが「収入が少ない」というもので、2位が「必要な支出が多い」、3位が「計画性がない」が続いています。収入が少ないと、給料が入ってきても生活費で全てなくなってしまい、貯蓄に回せる分が残らないこともあるでしょう。
また、必要な支出が多い理由には「子どもの学費などで出費が多い」「親の家賃も払っているので余裕がない」などが挙げられています。特に、子どもが成長するにつれて経済的な負担も大きくなってきて、貯蓄が難しくなる家庭が多いと考えられます。
お金を貯めるための工夫にはどのようなものがある?
同調査の「お金を貯めるための工夫」については「節約する」と答えた人が最も多いです。無駄なものを買わないようにしたり、買い物をする場所を選んだりするなど、自分なりの節約方法を考えている人もいるということです。
また、節約だけでは不十分な場合、副業や投資・先取り貯金などによりお金を貯める方法もあります。最近は銀行口座と連携させることで自動で引き落として貯蓄してくれるアプリも注目を集めているため、チェックしておくといいでしょう。
収入の1~5%未満を無理なく貯蓄した方がいい
毎月いくらを貯蓄に回すのが理想なのかについては、収入によって異なります。「毎月4万円を貯蓄しているが、生活が苦しい」と感じるようなら、貯蓄額を見直した方がいいかもしれません。
アンケートの結果では「収入の1~5%未満を貯蓄に回している」という人も多いため、まずはそのくらいずつ試してみるといいでしょう。少額ずつでもいいので、貯蓄を継続することが大切です。どうしても意志が弱くなりやすいときは、自動で引き落として貯蓄してくれるサービスなどを利用することも検討しましょう。
出典
株式会社ビズヒッツ お金が貯まらない理由に関する意識調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー