更新日: 2024.04.19 家計の見直し
年間で7000円の節約効果! 待機電力をカットして電気代を抑えよう
電気は生活に深く結びついているため、ご家庭の電気代が今後どのくらい上がるのか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、どのようにすれば電気代をおさえられるか気になる方もいるでしょう。
本記事では電気代の計算方法や、電気代を節約するための方法についてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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電気の基本単位と、電気料金の計算方法
電気代の計算には「キロワットアワー」という基本単位が用いられます。
1キロワットアワーあたり○円、という表示を目にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。「キロワットアワー」は、電化製品を動かすために消費する電力「キロワット」を何時間使ったかで算出されます。
例えば、1キロワットの電力を3時間使った場合には、3キロワットアワー分の電力を使用したことになります。
さらに、電気料金を計算するには、まず電化製品のワット数をキロワットに直さなければなりません。なお、1000ワットが1キロワットに相当します。
以上のことを踏まえ、1時間あたりの電気料金は以下の式で計算します。
・キロワットアワー×電力量料金単価
電力料金の単価は、それぞれの電気事業者によって異なります。お使いの電気事業者の料金表を確認してみましょう。
なお、現在の電力量料金の目安単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会によれば1キロワットアワーあたり31円です。
年間約7000円お得になる電気代の節約方法とは
使わない家電製品のコンセントを抜いて、待機電力をカットすることで年間約7000円ほどの節約となります。
資源エネルギー庁の「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要」によれば、各世帯が1年間に消費した電力の平均は4432キロワットアワーです。このうち、待機電力は228キロワットアワーで5.1%を占めています。
この待機電力にかかる電気代は、228キロワットアワー×31円=7068円です。そのため、待機電力を削減することで、前述の電気代を節約できる可能性があります。
また、待機電力が大きい家電のコンセントを抜いておくことも有効です。待機電力の大きい家電は以下の通りです。
●ガス温水器
●テレビ
●冷暖房兼用エアコン
●電話機
●BDやHDD、DVDレコーダー
しかし、このなかでも常時待機させておかねばならないものもあるでしょう。テレビやレコーダーなど、常時待機させておく必要がないものから始めてみましょう。
待機電力をカットすることで年間の電気代をおさえられる
ご自身の契約している電力会社の電気料金を把握し、日常のなかで無駄に使用している部分がないかを確認していきましょう。
家電製品の待機電力をカットするのは、今日からでもできる簡単な節約方法です。ご自身のライフスタイルに合わせて、無理なく行える方法を探していきましょう。
出典
公益社団法人 全国家電製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
資源エネルギー庁 平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業 (待機時消費電力調査)報告書概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー