更新日: 2024.04.13 その他家計
1人暮らしって「自炊なし」のほうがコスパ良いですか? 部屋のキッチンはかなり小さいので「米だけ炊く」が正解でしょうか?
外食やお弁当を買う場合、自炊や米だけ炊いておかずのみ買う場合など、それぞれに分けて解説します。
自炊なしの場合の費用
自炊をせず、外食やお弁当を買って食べる場合の食費について、それぞれ解説します。
外食で済ませた場合
外食の場合、チェーンのファミレスや定食屋であれば、1食でおよそ800円~1000円ほどかかります。ファストフード店だともう少し安く、500円ほどで食べられる店もあります。
しかし、ファストフードで安く済ませると野菜不足など栄養が偏りがちになるため、バランス良く食べたいのであれば、1食で800円以上と考えておいた方がいいでしょう。
お弁当を買う場合
お弁当の場合、およそ400円~800円ほどです。弁当屋のお弁当より、スーパーで売っている弁当の方が値段は安めなので、より安く食事を済ませたい場合はスーパーに行ってみるのもいいでしょう。
また、スーパーは閉店時間が近づいてくると弁当を割引することもあるので、それを狙うのも手です。
自炊する場合の費用
例えば豚のしょうが焼きにキャベツの千切り、冷ややっこにみそ汁とお米というメニューだと、およそ270円ほどです。
食材のみの値段のため、ここに調味料や水道光熱費の金額がかかりますが、400円は超えないでしょう。
最近は冷凍食品や、お湯を注ぐだけのインスタント食品も充実しており、総菜と組み合わせることでかなり充実したメニューになります。
例えば、から揚げにマカロニサラダ、みそ汁にご飯という内容だと292円ほどです。から揚げは冷凍食品、マカロニサラダは総菜、みそ汁はインスタントになります。おかずを温めるための電気代や、食器を洗う水道代を考慮しても、400円は超えないです。
結局どうするのが1番安いの?
自炊にするか、米だけ炊いておかずを買うのが1番食費を安くできます。食べる量や種類を調節できるため、食費をさらに抑えることも可能です。
自炊と米だけ炊く場合では、基本的にあまり食費の違いはありません。ただし、自炊の場合、もやしやじゃがいもなど、安くて量が多い食材を使うことでさらに食費を安くできますので、食費を1番安くおさえられるのは自炊になります。
しかし、1度に自分1人分しか作らないとなると、時間はかかるし水道光熱費がかさむため、あまりコスパは良くありません。部屋のキッチンが1口コンロだと、同時にいくつも調理することができないため、さらに時間はかかります。
そこで、1度にたくさんの量のおかずを作って、数食に分けて食べることをおススメします。この場合、「おかずを温めて食べるだけ」の日が作れるので時短になります。
例えば、煮物を1度に1食分作る場合と、3食分の量をまとめて作る場合ではあまり手間が変わらないため、効率的です。
まとめ
1番食費を抑えられるのは自炊という結論が出ました。ただし、食事の用意を手早く済ませたかったり、料理を作るのが面倒に感じたりすることもあるでしょう。
米だけ炊いておかずはスーパーなどで買う場合でも、金額は自炊と大きくは変わらないため、ときどきは米だけ炊いておかずは買うという日があっても良いと思います。
また、メインのおかずは作るけど、みそ汁はインスタントのものを使う、副菜をスーパーで買っておかずを1品追加する、という手もあります。臨機応変に食事の準備をしましょう。
執筆者:沢渡こーじ
公認会計士