更新日: 2024.04.09 その他家計

節約のため、浴槽にお湯をためるのを「2日に1回」にしています。毎日ためた場合と比べ、どれくらい節約になっていますか?

節約のため、浴槽にお湯をためるのを「2日に1回」にしています。毎日ためた場合と比べ、どれくらい節約になっていますか?
日常の忙しさから解放される癒やしの場所として、温かい浴槽に浸かって疲れを取りたいと思うものです。しかし、毎日浴槽にお湯をためるとなると水道代とガス代が気になります。
 
浴槽に浸かる回数を毎日から2日に1回と調整することで、水道代とガス代を減らせるのではないかと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
 
この記事では、浴槽に浸かる回数を30日間の場合と15日間浴槽に浸かり、残りの15日間はシャワーのみを使用した場合にかかる費用を算出し、費用がどれだけおさえられるのかをご紹介します。節約の参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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毎日浴槽に入った場合と浴槽に入る日が15日間の場合の1回あたりの費用

浴槽にお湯をためる場合、1回あたりおよそ200リットルの水を使用します。水道代が1リットルあたり0.24円とすると約48円です。
 
さらに、湯はり以外にシャワーを9分間使用すると仮定します。東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合の水の使用量は約36リットルです。そのため9分間ではおよそ108リットルで約26円となり、水道代の合計は約74円です。
 
また、ガス代は上昇温度×水量÷(発熱量×熱効率)×ガス代単価の式に当てはめて算出します。上昇温度は20度から40度、発熱量は1万750キロカロリー、熱効率は80%、ガス代単価は149.76円とします。ガス代は浴槽にお湯をためる場合は約70円、シャワーの場合は約38円かかり、合計で108円です。
 
以上の計算により、水道代とガス代を合わせると約182円です。
 
一方でシャワーのみの場合は、15分間使用した場合に消費する水量はおよそ180リットルです。そのため水道代は約43円、ガス代は約63円となり、合計で約106円となります。
 

毎日浴槽に入った場合の費用

30日間浴槽とシャワーを使用したとすると、前述の計算結果を基にして1ヶ月にかかる費用は約5460円となります。
 

浴槽に入る日が15日間の場合の費用

30日間のうち、浴槽とシャワーを使用した日を15日間、浴槽にお湯をためずシャワーのみを使用した日を15日間と仮定します。前述の計算結果を用いて、かかる費用を表1にまとめました。
 
表1

費用
浴槽とシャワー(15日) 約2730円
シャワーのみ(15日) 約1590円
合計 約4320円

※筆者作成
 
表1から、30日間で約4320円かかることが分かります。
 

費用の差額

費用の差額を表2にまとめました。
 
表2

30日間
浴槽とシャワー 約5460円
浴槽とシャワー/シャワーのみを15日間ずつ 約4320円
差額 約1140円

※筆者作成
 
浴槽とシャワーの日とシャワーのみを使用する日を15日間ずつにした場合、30日間浴槽とシャワーを使用する場合との差額は約1140円、年間では約1万3680円の費用がおさえられます。
 
このことから、浴槽とシャワーを使用する日とシャワーのみを使用する日を15日間ずつにした方が費用をおさえられるといえるでしょう。
 

浴槽とシャワーを使用とシャワーのみ使用を15日間ずつにすると、30日間あたり約1140円費用をおさえられる

30日間浴槽とシャワーを使用する場合の費用は5460円、浴槽とシャワーを使用する日が15日間とシャワーのみ使用する日が15日間の場合の費用は約4320円ということが分かりました。
 
その差は30日間で約1140円となり、年間では約1万3680円の費用がおさえられる可能性があります。浴槽に浸かると疲労回復や痛みの緩和など健康面によい影響もありますので、余裕があるときは浴槽に浸かるなど、状況に応じて上手に節約をしていきましょう。
 

出典

東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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