更新日: 2024.03.25 家計の見直し
「同僚よりもお金持ちになりたい!」みんながやっている固定費削減の節約から一歩先を行く方法とは?
同僚は職場で常日頃、同じ空間で過ごすことから、身につけているものが変わったり、昼食が豪華になったり、こうした変化が気になり気づいてしまいます。服も食事も、同僚よりもいいものを……。
しかし給与水準は同じ職場で働いている以上は大きくは変わらないものです。どうすれば、同僚と差をつけることができるのでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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同じ給与でも、あの人はお金が貯まっている。どうして?
同じ職場で働いているのに、同僚はお金が貯まっている。または高級な服飾品を身につけている。一方であなたはお金が貯まらず、いいものを買うこともできない……。
こうした、同じ職場(給与水準)であっても、自由に使えるお金に格差が生まれるケースは珍しくはありません。その原因は、同じ収入であっても支出が異なるからです。例えば同じ一人暮らしの場合、手取りの給与が同じ20万円でも毎月の支出が同僚は15万円、あなたは18万円であれば、毎月3万円ずつ差が生まれるでしょう。
同じ給与で経済的な格差が生まれる原因は「固定費」にアリ
経済的な格差が生まれる主な原因は、固定費にあります。固定費とは、家計の支出のなかで、毎月ほぼ定額でかかる支出を指します。一例としては、以下の費目が挙げられます。
・住居費
・水道光熱費
・通信費
・保険料
さらに、年単位の定額で発生する、賃貸住宅の更新費用や自動車を保有する場合の車検費用、スマートフォンの買い替え費用も固定費といえます。こうした固定費は一度節約すれば、毎月毎年継続して支出を削減してくれるため、家計に与える影響が大きいといえるでしょう。
例えば、現在月7万円の賃貸住宅に住んでいる場合、月5万円の物件に引っ越すことで、月々2万円を節約でき、年間24万円もの削減にもつながります。
ただし、こうした固定費の削減効果は広く知られており、すでに実施している人も多いのではないでしょうか。同僚も同じように、固定費を削減している可能性があります。
差をつけるためには、ほかの人が削りたがらない費目に注目することが大切です。株式会社ベストアクティ(宮城県仙台市)が運営するアウトドアメディア「TACKLE NOTE」では、2023年9月に10~60代の100人を対象とした、「節約のために削りたくない費用についてのアンケート」を実施しています。
アンケートの結果、突出して回答者が多かった費用は「食費」と「医療費」です。お金よりも健康を優先するのは当然のことですが、同僚と差をつけるためには節約の対象とする必要があるのかもしれません。
節約だからと食費を削りたくない人も多いことが予想されますが、下記のような食事のクオリティーを落とさずに食費を削る方法があります。
・冷蔵庫の中身を把握して廃棄品を出さない
・買い物リストを作ることで不要な買い物を減らす
・商品単価が高いコンビニを避けスーパーを利用する
・スーパーへの買い出しは自分一人で行き余計なものを買わない
医療費についても、時間外加算の時間を避けたり、ジェネリック医薬品を利用したり、予防接種を受ける際には補助金の有無を確認するといった対策を講じることで、質を落とさずに医療を受けることは可能です。
「同僚よりもお金持ちになりたい!」こう思ったとき、まずは一般的な固定費の削減を試みて、さらに差をつけたい場合は、食費・医療費といった費目にも着目してみましょう。
出典
株式会社アクティ 節約のために削りたくない費用についてのアンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー