更新日: 2024.03.20 その他家計
トイレの便座の「保温機能」はつけっぱなしだといくらかかる?こまめに消すことで節約になる?
普段あまり考えたことがないかもしれませんが、便座の保温機能がオンになっている間も電気代がかかっています。保温機能をつけっぱなしにした場合に、どれくらいの電気代がかかるのかを確認してみましょう。
本記事では、便座の保温機能を1週間つけっぱなしにした場合の電気代と、電気代の節約方法についてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
トイレの便座の保温機能をつけっぱなしにした場合の1週間の電気代は?
便座の電気代は「消費電力(キロワット)×時間(アワー)×電気料金単価(円/キロワットアワー)」で計算します。
消費電力量は商品によって異なるため、取扱説明書などで確認しておきましょう。電気料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から、1キロワットアワーあたり税込み31円として計算しています。
例えば、一般的な機種の暖房便座安定時には50W使用されるようですので、1日の保温機能未使用時を22時間とすると、1日の節約できる電気代は「0.05キロワット×22時間×31円/キロワットアワー=約34円」となります。
1週間に換算すると約239円、1ヶ月分では約1023円、寒い期間を4ヶ月とすると、約4092円の節約になります。
ただし、起動時には700Wほども使用するため、家族が多くて、使用回数が多いと、節約効果はそれほど望めないかもしれません。
便座の電気代を節約するためにできることは?
トイレを使用していない間も、便座の保温のために電気代がかかっていると思うと「もったいない」と感じる方も多いでしょう。
しかし、便座が温まるまではある程度の時間が必要ですので、毎回電源を切って使用したのでは、機能のメリットをうまく生かせない可能性が高いでしょう。そこで、便座の電気代を節約するための方法を試してみましょう。
まず、できるだけ便座の熱が逃げないように、未使用時はフタを閉めるように心がけることが大切です。長時間フタを開けたままにしておくと便座が冷えて、再度温まるまでに余分な電力を必要としてしまいます。
また、消費電力を少なくするために、便座の温度は低めに設定しておきましょう。トイレが古い場合は、最新のものに取り換えることで、節約効果が期待できます。
便座の設定温度を自動で調節したり、タイマー機能がついていたりなど、省エネ性能に優れた暖房便座も登場しています。交換費用はかかりますが、長い目で見ると、節約につながる可能性があります。
便座保温の電気代は1ヶ月で約1023円節約できるが、 こまめに消すよりもフタを閉めるほうがおすすめ
商品ごとの消費電力量にもよりますが、トイレの便座の保温機能をこまめに切ると、1週間に換算すると約239円、1ヶ月分では約1023円節約できます。実際にトイレの便座に座る時間は1日のうちでわずかな時間であるため、常につけっぱなしにしているのはもったいないと感じる方も多いでしょう。
こまめに消すことで、節約できる可能性はありますが、寒い季節には、便座が温まるまで待つのは大変なことでしょう。また、起動時には大きな電力を使用するため、家族が多くて、使用回数が多いと、節約効果はそれほど望めないかもしれません。
そこで、便座のフタを閉めて、できるだけ熱が逃げないようにしたり、設定温度を低めにしたりして、電気代を節約する方法を試してみることをおすすめします。
古いトイレを使っている場合は、最新のトイレに交換して、省エネ効果を高めることも検討しましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A ?その他の質問 Qカタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー