更新日: 2024.03.18 その他家計

冬に多用する「暖房家電」にはどんなものがある? 節約方法もご紹介

冬に多用する「暖房家電」にはどんなものがある? 節約方法もご紹介
冬場は部屋や体を温めるために、暖房家電を使用する場面も多いでしょう。
 
しかし、近年の原油価格の高騰や世界情勢による電気代の値上げが懸念されています。
 
今回は、冬によく使用する暖房家電や、節約方法をご紹介します。冬場の電気代を少しでも安くおさえたい方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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冬に使用する暖房家電とは?

冬によく使用する暖房家電は「エアコン」「ガス・石油ファンヒーター」「電気カーペット」「電気こたつ」のおもに4つがあげられます。これらの暖房家電には「対流式」と「ふく射式」の2種類の暖房方式が採用されています。2つの暖房方式の違いは以下の通りです。
 

・対流式:暖かい空気を部屋全体に循環させて暖める方法
・ふく射式:暖められた物体が放射する熱を使用して暖める方法

 
エアコンやガス・石油ファンヒーターは対流式で、電気カーベットや電気こたつはふく射式です。
 

暖房家電の電気代の節約方法

暖房家電の電気代を節約するためには、省エネ対策が必要です。ご紹介した4つの暖房家電の省エネ対策と省エネ効果の割合を確認していきましょう。省エネ効果に関しては、冬の間ではなく通年での調査での結果となります。
 

エアコン

エアコンの省エネ対策と省エネ効果は表1の通りです。
 
表1

省エネ対策 省エネ効果
冬にエアコンを使用する場合は、室温を20度前後に設定する 約1650円の節約
必要な場合に暖房を使用して、不要な場合は使用しない 約1260円の節約
月に1、2回程度はフィルターを掃除する 約990円の節約

※経済産業省 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」を基に筆者作成
 
外気温度や1日にどのくらい使用するかにもよりますが、1000円〜1500円程度の節約につながる可能性があります。
 

ガス・石油ファンヒーター

ガス・石油ファンヒーターの省エネ対策と省エネ効果は表2の通りです。
 
表2

省エネ対策 省エネ効果
ガスファンヒーター 室温を20度前後に設定する 約1320円の節約
必要な場合に使用して、不要な場合は使用しない 約2150円の節約
石油ファンヒーター 室温を20度前後に設定する 約880円の節約
必要な場合に使用して、不要な場合は使用しない 約1470円の節約

※経済産業省 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」を基に筆者作成
 
どちらも省エネ効果を得られますが、ガスファンヒーターの方が節約効果は大きいといえるでしょう。
 

電気カーペット

電気カーペットの省エネ対策と省エネ効果は表3の通りです。
 
表3

省エネ対策 省エネ効果
住んでいる部屋の広さに適した大きさの物を使用する 約2790円の節約
使用する際の設定温度はなるべく低くする 約5770円の節約

※経済産業省 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」を基に筆者作成
 
例えば、使用している電気カーペットの設定温度が「強」「中」「弱」と3段階あったとして、「強」から「中」に変更するだけで6000円程度の節約につながる可能性があります。
 
使用時間により節約の割合は変動しますが、対策における節約効果が比較的大きいといえるでしょう。
 

電気こたつ

電気こたつの省エネ対策と省エネ効果は表4の通りです。
 
表4

省エネ対策 省エネ効果
こたつ布団だけの使用ではなく、敷布団と上掛けを併用する 約1010円の節約
使用する際の設定温度はなるべく低くする 約1520円の節約

※経済産業省 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」を基に筆者作成
 
こたつの場合も設定温度をなるべく低くして、敷布団や上掛けをうまく活用することで、保温性は維持しつつ、節約効果を得られます。
 

暖房家電で1番節約できるのは電気カーペット

ご紹介した暖房家電の中で最も節約効果が期待できるものは、電気カーペットです。
 
設定温度を低めに設定するだけで、約6000円前後の電気代の節約につながります。電気カーペットを使用している方は、設定温度を見直してみましょう。そのほかの暖房家電も暖房効果を継続させながら、無理なく節電できる方法をご紹介しました。
 
電気代が高騰しているなか、少しでも電気代を安くおさえるために、できることから省エネ対策を行いましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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