更新日: 2024.03.13 働き方
【年収への満足度】今の収入に満足していない30代が「70%」も!? 収入を上げるために取り組むべきこととは?
そこで今回は、年収の満足度や年収に不満を感じている方はどのような取り組みをしているのかなどを解説します。「年収を上げたい」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年収の満足度
株式会社スタジオテイルが運営する【みんなの転職「体験談」】では、現在の年収に対する満足度について調査しています。ここでは、年代別と年収別に分けて満足度を見てみましょう。
年代別
まずは、年代別の満足度を表1にまとめました。
表1
満足 | 少し満足 | 少し不満 | 不満 | |
---|---|---|---|---|
20代 | 5% | 23% | 38% | 34% |
30代 | 5% | 26% | 45% | 25% |
40代 | 10% | 31% | 40% | 19% |
50代以上 | 17% | 17% | 35% | 31% |
※株式会社スタジオテイル「現在の年収への満足度と年収アップへの取り組みについてのアンケート調査」を基に筆者作成
20代・30代は満足している方の割合はわずか5%と低く、「少し不満」「不満」を合わせると70%以上となります。
40代は「満足」「少し満足」の合計は41%、「少し不満」「不満」は合計59%のため、大きな差は見られません。
50代以上になると、「満足」している割合はほかの世代に比べ17%と高くなりますが、40代に比べ「少し満足」の割合が低く、「少し不満」「不満」の合計は66%と増えています。
上記から、20代・30代の若い世代ほど現在の年収に満足していないといえるでしょう。
世帯年収別
次に、世帯年収別の満足度を見てみましょう。
表2
満足 | 少し満足 | 少し不満 | 不満 | |
---|---|---|---|---|
200万円未満 | 0% | 13% | 26% | 61% |
200~300万円 | 5% | 27% | 34% | 34% |
300~400万円 | 2% | 20% | 45% | 34% |
400~500万円 | 4% | 18% | 42% | 36% |
500~600万円 | 6% | 29% | 50% | 15% |
600~700万円 | 5% | 32% | 51% | 11% |
700~800万円 | 11% | 26% | 50% | 13% |
800~900万円 | 10% | 30% | 40% | 20% |
900~1000万円 | 17% | 33% | 33% | 17% |
1000万円超 | 35% | 42% | 16% | 6% |
※株式会社スタジオテイル「現在の年収への満足度と年収アップへの取り組みについてのアンケート調査」を基に筆者作成
年収別に見てみると、年収が上がるにつれ「満足」と答えた方の割合は増加傾向にあります。年収1000万円を超える世帯は満足度が高いといえるでしょう。
それに対し、200万円未満の世帯は「満足」の割合が0%となっており、全く満足していないことが分かります。年収に満足していない方は、何らかの方法で収入アップを目指す必要があるでしょう。
年収を上げるためにすべきこと
同調査において、年収アップのための取り組みをしている方の割合は74%であり、7割以上と多くの方が、年収を上げるための努力をしていることが分かります。年収アップを考えている人の取り組みとして多いものをご紹介します。
・複業(53%)
・資格の取得(38%)
・スキルアップ(31%)
・昇進・昇格への働きかけ(18%)
・個人成績を伸ばす(15%)
・転職(14%)
・上司との関係構築(6%)
など
上記から、複業などのWワークで収入を増やすことを考え、本業の合間にほかの収入源を確保していることが分かりました。
現在の職場での収入アップや、転職を視野に入れて資格取得を目指す方法も見られます。また、会社内でできることを考え行動に移すなどの努力も欠かせないようです。
若い世代ほど年収に満足していない
今回の調査結果から、年収が低い方はもちろん、20・30代の若い世代のほうが年収に満足していないことが分かりました。そして約7割の方が、積極的に年収アップに取り組んでいることが判明しました。
収入を増やしたい方は、まず自分が何から始められるかを考えてみましょう。今回ご紹介した方法のなかから、いくつかのアプローチを組み合わせて年収アップに向けて行動することが大切です。
出典
株式会社スタジオテイル 現在の年収への満足度と年収アップへの取り組みについてのアンケート調査(PRTIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー