更新日: 2024.02.06 その他家計

猫にとって「快適な温度」はどのくらい? 冬の3ヶ月、猫のために「エアコン」をつけっぱなしにすると電気代はいくらになる?

猫にとって「快適な温度」はどのくらい? 冬の3ヶ月、猫のために「エアコン」をつけっぱなしにすると電気代はいくらになる?
自宅で犬や猫などのペットを飼っていると、夜間や家を空けている間の室温が心配になる人が多いのではないでしょうか。ペットが自分で室温を調節できない場合、エアコンを何度に設定するべきなのかが悩みどころです。
 
そこで今回は、猫が快適に過ごせる室温と、その室温をキープするために電気代がいくらかかるのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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3ヶ月間の電気代は約4万3200円

猫にとっての快適な室温は20~28度、湿度は50~60%とされています。住んでいる地域によっても異なりますが、冬場に暖房器具を使用しないと室温は一桁台、場合によってはマイナスになるケースもあるでしょう。
 
猫に適した室温にするために活用したいのがエアコンです。冬場の3ヶ月間、エアコンをつけっぱなしにする場合の電気代を計算していきましょう。
 
パナソニックのルームエアコン「CS-J253D」を例にとると、暖房使用時の消費電力は630Wです。ただし、エアコンの消費電力は一定ではないため、あくまでも目安と考えてください。
 
1時間あたりの電気代は、0.63kW×31円/kWh=約20円、つまり1日あたりの電気代は約20円×24時間=約480円となります。電気料金は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhを採用して計算しました。
 
1ヶ月を30日と仮定すると、1ヶ月間の電気代は約480円×30日=約1万4400円となります。冬場3ヶ月間、エアコンをつけっぱなしにする場合の電気代は約4万3200円であることが分かりました。
 

エアコン以外の暖房を使うのはあり?

エアコンは電気代が高いため、ほかの暖房器具を使用したいと考える人もいるでしょう。結論からいうと、外出時に電気ストーブや石油ストーブなどの暖房器具を使用することはやめましょう。
 
人間が監視できない状況で電気ストーブや石油ストーブを使用すると、火事になるリスクがあるため大変危険です。また、エアコンのように温度調整ができないため、室温が上がりすぎて猫の体に負担がかかる可能性があります。
 
電気代に関しても電気ストーブはエアコンよりも高くなるケースが多く、電気代の節約にはなりません。石油ストーブを使用すると電気代は節約できますが、代わりに灯油を購入する必要があり、灯油を注入する手間もかかります。
 

外出時の注意点

猫を自宅に残したまま外出する場合は、室温以外にも注意すべき点がいくつかあります。最初に紹介したように猫にとって快適な湿度は50~60%です。エアコンをつけっぱなしにすると室内が乾燥しやすいため、加湿器と併用するのがおすすめです。
 
また、別の部屋への逃げ道を作ってあげることも重要です。猫が「暑い」「寒い」と感じたときに自らの意思で部屋に移動できるように、部屋は閉め切らないようにしましょう。
 

猫を飼っている人は外出時の室温や湿度に注意しよう

猫にとっての快適な室温20~28度をキープするために、夏や冬はエアコンを活用することをおすすめします。また、湿度50~60%をキープするために加湿器を併用するとよいでしょう。
 
在宅中は電気ストーブや石油ストーブを使用しても問題ありませんが、外出時は火事の危険性があるため、必ずエアコンで室温調整をしてください。また、猫が「暑い」「寒い」と感じたときに避難できるように、別の部屋への逃げ道を作ることも重要です。
 

出典

Panasonic インバーター冷暖房除湿タイプ ルームエアコン CS-J253D
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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