更新日: 2024.01.25 貯金
貯金が毎回続きません。続けられない人向けの貯金方法を教えてください
そこで本記事では、なかなか貯金ができない人に向けて、世帯貯金の平均額を紹介とおすすめの貯金方法を解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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平均的な貯蓄額はどれぐらい?
貯金アプリを運営する株式会社ネストエッグ(東京都千代田区)は、2023年9月に全国20~60代の男女1000人を対象とした「『貯金・お金』に関する調査」を行いました。その結果によると、2023年における貯金額で最も多かった回答は1000万円以上の20%、それに100~300万円未満と0~10万円未満の17%が続くという結果になっています。
また、第4位が500~1000万円未満の16%であることや、300万円以上の貯蓄があると答えた人の割合が3年連続で増えているのも特徴的です。
以上のことから、貯金額は二極化の傾向にあり、これはコロナ禍やその後のインフレによる家計不安などから、消費者の貯蓄に対する意識が高まっているといえるでしょう。
では、お金を貯めている人はどのような方法で貯金をしているのでしょうか。
銀行の自動積立が人気
同調査では貯金方法についても調べており、それによると最も人気が高かったのは銀行の自動積立・定期預金です。銀行の自動積立・定期預金は20~60代のすべてで最も多い回答となっており、全体を通しても31.6%の人が実践していると回答しています。次に人気が高かったのは、株式や投資信託などの投資運用の20.7%で、特に20~50代では割合が増加傾向です。
そのほかでは、特に若い年代を中心として、貯金のキャッシュレス化が進んでいるのも特徴です。具体的には、30~60代で貯金箱の利用率が減少していることや、他の年代では1.0%程度の貯金アプリの利用率が、20代だけ7.0%になっていることが挙げられます。
これらのことから、お金を貯めている人は銀行や証券会社などを活用し、自然にお金が貯まっていく仕組みを作っていることがうかがえます。
貯金をするコツはルールを作って守ること
ここまで紹介してきたように、お金を貯めることができている人は、「自分の意志に関わらず、お金が貯まるような仕組みを作っている」といえます。
そのため、貯金をするうえで大切になるのは、自分なりのルールを作って、それをしっかりとやり遂げることだといえるでしょう。上述のように、銀行の自動積立・定期預金を利用するのも悪くありませんが、もっと手軽に始めたい人は自分なりの「○○貯金」を始めてみるのも一つの方法です。
例えば、「歩数貯金(1000歩歩くごとに100円を貯金)」や「カレンダー貯金(その月の1日なら1円、10日なら10円など、日にちに応じてする貯金)」をするのも一つのアイデアです。
若年層に人気の貯金方法としては、アイドルなどの推しがTV出演したときなどに一定額を貯金する「推し貯金」もあります。貯金というと、「何かを我慢しなければいけない」というマイナスイメージを持つ人もいるかもしれませんが、自分なりに楽しみながらできる方法を模索してみてください。
若いうちからお金を貯める習慣をつけよう
本記事で紹介したように、貯金額は二極化が進んでいて、お金を貯められる人とそうでない人との差は広がりつつあるようです。
現在、貯金がなかなかできていない人は将来的にお金の問題で困ることがないように、できれば若いうちからお金を貯める習慣作りをしておいたほうがよいでしょう。まずは、「自分に合った貯金方法は何なのか」を考え、実践してみてはいかがでしょうか。
出典
株式会社ネストエッグ 貯金アプリfinbee(フィンビー) 「貯金・お金」に関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー