更新日: 2024.01.19 その他家計
【節約が台無し?】平日は自炊しますが、土日はついついフードデリバリーを使ってしまいます。土日も自炊した場合、どれだけ節約になりますか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一人暮らしの食費の平均は約3万9000円
総務省が実施した「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、2022年の単身世帯の食費の平均は3万9069円でした。ひと月を30日とすると、1日分の食費は約1300円です。1食分は約430円となり、つまりこれが一人暮らしの平均的な一回分の食費といえます。
ただし、一般的に朝食は昼食や夕食と比べて軽いことが多いため、本記事では自炊にかかる費用を「朝食:300円」「昼食・夕食:500円」として考えます。
土日の昼夜も自炊した場合には1万円以上節約可能
土日も自炊した場合にどれだけの節約になるかは、1日のうち何食分を自炊するか、またフードデリバリーに使っていた金額によっても変わってきます。今回は、昼食と夕食を自炊にする前提で、フードデリバリーで平均1000円の料理を頼んでいたケースと1500円の料理を頼んでいたケース、2パターンでの節約額を試算します。
・平均1000円の料理を頼んでいたケース
フードデリバリーでは、料理の代金に加えて10%程度のサービス料と配達手数料がかかるのが一般的です。配達手数料を200円として1000円の料理を頼んだ場合には、1000円+100円+200円=1300円が請求されます。1日2食となると2600円、土日分では5200円、週末が4回あったとすると、ひと月では2万800円になります。
これに対して、土日の昼夜も自炊で済ませた場合の食費は1日1000円です。土日分で2000円、ひと月分でも8000円で済みます。フードデリバリーと比較すると、1万2800円分の節約が期待できます。
・平均1500円の料理を頼んでいたケース
配達手数料は同じで平均1500円の料理を頼んだケースでは、1回の請求額は1850円となり、1日2食では3700円、土日分では7400円、ひと月分では2万9600円です。こちらの場合、自炊にすることで2万1600円分を節約できる計算になります。
自炊を続けるための2つのコツ
節約につながるとはいえ、自炊は時間も手間もかかります。長く続けるためには、次の2つのコツを意識しましょう。
・作り置きをする
疲れているときに台所に立つのは嫌なものです。平日に冷蔵庫で保管できるおかずを多めに作っておいて、土日はそれを活用するなどして、料理の頻度を減らすことを考えましょう。
・簡単でおいしいレシピを探す
調理に時間がかかったり、洗い物が多く出たりするメニューでは、疲れてしまって長続きしません。耐熱容器を使って電子レンジだけで調理が完成するなど、短時間かつ手軽なレシピもいくつかストックしておきましょう。
自分にとって楽な方法で自炊の機会を続けよう
フードデリバリーでは、料理代金に手数料が上乗せされるため、外食よりもさらに出費が増えることがあります。土日も昼と夜を自炊にすれば、月単位では1万円以上の節約になるでしょう。
ただし、頑張り過ぎると長続きしません。適度に手を抜いたり、スーパーのお総菜を利用したりしながら、無理のない方法で節約していきましょう。
出典
e-Stat 家計調査 家計収支編 単身世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー