更新日: 2024.01.19 その他家計
ハイオクの車に乗っていますがガソリン代が高いので「レギュラーガソリン」の車に買い替えたいです。いくらお得になりますか?
今回はハイオクとレギュラーの違いや、それぞれの車種を紹介します。自分の乗りたい車の車種だけでなく、ガソリンの種類にも注目してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
各ガソリンの価格差はどれくらい?
経済産業省資源エネルギー庁「石油価格調査」によると、レギュラーガソリンの価格は175.5円でした(2024年1月9日時点)。
ハイオクガソリンは186.3円で、さらに11円高い傾向があるため、積み重なると大きな金額の差になります。今回は下記の価格で仮定し、1ヶ月にどれくらいの差があるか計算してみました。なお、今回はどちらも走行距離は1ヶ月あたり500kmで燃費は20km/Lとします。
レギュラーガソリン | 175円(L) |
ハイオクガソリン | 186円(L) |
レギュラーガソリンでは「175(価格)×500(距離)÷20(燃費)」で月々4375円のガソリン代がかかります。ハイオクガソリンは「186(価格)×500(距離)÷20(燃費)」で月々4650円のガソリン代がかかることが分かりました。
ただし、ハイオク車は走行性能が高い反面、燃費性能が低い傾向にあり、仮にハイオク車で燃費が10km/Lだった場合はガソリン代が9300円になります。車を購入する際には、ガソリンの差額だけでなく燃費性能にも注目することをおすすめします。
ハイオク車とレギュラー車はどんな車種がある?
ここではハイオク車とレギュラー車の代表的な車種を紹介します。
ハイオクガソリンを入れられる車
下記はハイオクガソリンが推奨されている車種です。
・トヨタ 86
・日産 GT-R
・トヨタ ランドクルーザー
・トヨタ アルファード/ヴェルファイア(3.5LV6エンジン車の場合)
スポーツカーや馬力のある車はハイオクガソリンの指定や推奨が見られます。
レギュラーガソリンを入れられる車
レギュラーガソリンを入れられる車は多くありますが、代表的なものは下記のとおりです。
・ダイハツ タント
・スズキ ソリオ
・日産 マーチ
・トヨタ シエンタ
・日産 セレナ
街乗りにぴったりな車の場合、レギュラーガソリンで済む可能性が高いでしょう。
ハイオクとレギュラーガソリンの違い
ハイオクとレギュラーガソリンの違いは「価格」と「オクタン価」です。ハイオクガソリンは値段が高くなっているだけでなく、オクタン価も高い傾向にあります。
なお、オクタン価とはエンジン内部でノッキング(異常燃焼)が起こりにくくなったり、走行性能が高くなったりする数値を表します。オクタン価は車の走行に反映されるため、走行性能を重視するスポーツカーにはハイオク車が多い傾向があります。
ハイオク車にレギュラーガソリンを入れるとどうなるのか?
ハイオクガソリンが指定・推奨されている自動車にレギュラーガソリンを入れると、燃費性能や走行性能が十分に発揮されない恐れがあります。
また、レギュラーガソリンを入れ続けると故障の原因にもなるため、ハイオク車へのレギュラーガソリン給油は避けましょう。すぐに故障することはないとしても、少しずつ性能が落ちたりエンジントラブルの元になったりします。
一方、レギュラーガソリン車にハイオクガソリンを入れても大きな問題は発生しません。ただし、車の性能が向上するような効果は得られないでしょう。
ガソリン代が気になるならハイブリッド車も検討しよう
ガソリン代が気になる場合はハイブリッド車もおすすめです。多くのメーカーがハイブリッド車を販売しており、燃費性能や維持費の低下に成功しています。下記は人気が高いハイブリッド車やモデルです。
・トヨタ プリウス
・ホンダ ヴェゼル(ヴェゼル e:HEV)
・トヨタ ヤリスクロス HYBRID
・ホンダ フリード ハイブリッド
近年、各メーカーが発売する車には、一つの車種でガソリン車とハイブリッド車があります。ハイブリッド車はグレードを問わず、ガソリン車よりも車体価格が高めですが、ガソリン代は抑えられるでしょう。
また、ハイブリッド車の場合、ガソリン車と比較して走行時の静粛性も高い傾向にあります。これまでガソリン車のみに乗っていた場合は、ディーラーや中古車販売店でハイブリッド車もチェックしてみるのもいいでしょう。
お気に入りの車を探すならガソリンの種類もチェックしよう
ハイオクとレギュラーガソリンは値段の違いだけでなく、走行性能にも影響します。そのため、ハイオクの指定がある場合は必ず指示に従いましょう。また、車の維持費が気になる場合はハイブリッド車の検討もおすすめです。
出典
経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査
※2024/1/19 記事を一部修正いたしました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー