更新日: 2024.10.07 家計の見直し
うちのエアコンは20年選手!最新型と比べて「電気代」はどれほどの差がある?買い換えのタイミングはいつ?
エアコンを長年使い続けると、経年劣化により故障しやすくなるだけでなく、冷房や暖房の効率が悪くなり、電気代が高くなる原因になりかねません。
さらに、最新型のエアコンは省エネ機能が向上しているため、節電効果が期待できます。そこで今回は、約20年前に製造されたエアコンと最新型エアコンに電気代の差があるのかを比較してみます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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2002年製造と2023年製造のエアコンにかかる電気代を比較してみた
約20年前に製造されたエアコンと、最新型のエアコンで電気代に差があるのかを見てみましょう。今回は、8畳・10畳・12畳に対応するエアコンを例に検証します。それぞれの消費電力を基に、1日8時間稼働した場合の電気代を表1にまとめました。
※()内は暖房時の消費電力
※電気代単価30円/キロワットアワーで計算
※1ヶ月30日と仮定して計算
※製品カタログを基に筆者作成
表1より、約20年前と最新型のエアコンでは、月あたりの電気代は8畳用で約480円、10畳用で150円、12畳用で600円の差が見られました。
最も差が見られた12畳用のエアコンでは、年間にして7200円もの差が生じます。なおエアコンにかかる電気代は、製品や使用環境によっても左右されますので、あくまで目安として参考にしてください。
最新型エアコンは省エネ性能がすぐれている
約20年前のエアコンと最新型のエアコンでは、電気代に年間数千円もの差があることが分かりました。電気代をおさえられる理由のひとつは、エアコンの省エネ性能がよくなっているからと考えられます。
環境省のデータによると、10年前のエアコンと最新型を比較すると約12%の省エネが実現しており、年間の電気代にして約2920円安くなるとのことです。10年以上前のエアコンを使用しているご家庭は、これを機にエアコンの買い替えを検討してみましょう。
20年前のエアコンは最新型に比べて電気代が高くなる可能性がある
今回の検証結果より、約20年前のエアコンと最新型のエアコンでは、年間の電気代に数千円以上もの差が生じることが分かりました。
エアコンの寿命は10年ほどといわれており、長い期間使用していると経年劣化で故障しやすくなります。10年以上同じエアコンを使用しており買い換えを検討している場合には、製品代はかかりますが、最新型にすることで月々の電気代は安くおさえられるでしょう。
出典
ダイキン工業株式会社
住宅設備用カタログ 2002年8月発行
住宅設備用カタログ 2023年10月発行
東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C 従量電灯B
環境省 2020年 VS 2010年 最新家電と10年前の家電はどのくらいおトク?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー