今回は、エアコンのフィルターを掃除することで節約できる、おおよその金額をご紹介します。電気代を少しでも節約したい方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
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目次
エアコンのフィルターを掃除すると電気代が節約できる理由とは？
フィルターがきれいな状態でエアコンを使用すると、空気の循環がよくなり、風量も回復します。風量が回復すると、設定温度を必要以上に変更しなくてもよくなるため、最小限の稼働で快適な室温にしてくれるのです。フィルターの掃除前と比べて設定温度を下げられるため、電気代の節約につながるといわれています。
一方で、フィルターに汚れやホコリが付着していると、空気の通りが悪くなるため、快適な室温になるまでに、時間がかかるでしょう。その結果、設定温度を必要以上に変更してしまうため、電気代も高くなると考えられます。
実際どれくらいの節約につながるのか？
経済産業省の資源エネルギー庁が運営する省エネポータルサイトでは、2.2キロワットのエアコンのフィルターを、月に1回か2回掃除した場合、年間で約990円の電気代を節約できると発表しています。
また、設定温度を1度下げるだけでも、電気代を節約できる可能性があります。
例えば、省エネポータルサイトでは、外気温や一日の使用時間などを以下の条件とした場合に、2.2キロワットのエアコンの電気代を、年間で約1650円節約できると発表しています。
外気温：6度
●一日の使用時間：9時間
●21度から20度に設定温度を下げる
フィルターを掃除すると、最小限の稼働で快適な室温にしてくれるため、設定温度を変更する必要が少なくなり、こうした結果につながることが考えられるでしょう。エアコンをつけていても、快適な室温になるまでには時間がかかり、設定温度を変更することが多い方は、フィルターを掃除することで、電気代を節約できる可能性があるかもしれません。
ほかにもエアコンの電気代を節約するためにできること
フィルターの掃除以外で、エアコンにかかる電気代を節約するためにできることには、以下の点が考えられます。
●ドアや窓の開閉を少なくする
●室外機の周りに物を置かない
ドアや窓の開閉が多いほど、室外の空気が室内に入ってきます。冬の暖房時にドアや窓を開閉すると、室外から入ってくる冷たい空気が室温を下げてしまいます。その結果、エアコンの設定温度と室温の差が大きくなることで、エアコンの稼働時間も増えて、電気代が高くなるおそれがあります。
またエアコンは、室外機と連動して室外の空気の熱を室内へ移動させることで、暖かさを保つ構造になっています。したがって、室外機の周りに物があると障害物となり、空気の移動がスムーズに行われなくなる可能性があるのです。
エアコンのフィルターを定期的に掃除して電気代を節約しよう
エアコンにかかる電気代を節約するためには、フィルターをきれいな状態で使用することがポイントです。
フィルターを掃除することで空気の循環がよくなり、エアコンの最小限の稼働で快適な室温にできることが、電気代の節約になると考えられます。実際、エアコンのフィルターを月に1回か2回掃除すると、電気代を年間で約990円節約できるというデータもあります。
電気代を節約するためにも、エアコンのフィルターの定期的な掃除を行いましょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 エアコン
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
