更新日: 2024.01.13 その他家計

【湯たんぽ】コスパがいいのは「電気」と「お湯」どちらのタイプ?

【湯たんぽ】コスパがいいのは「電気」と「お湯」どちらのタイプ?
寒い冬の夜に暖かく眠るためにも、湯たんぽは手放せないという人も多いのではないでしょうか。
 
その湯たんぽには、電気タイプとお湯タイプがあります。
 
今回は、電気タイプの湯たんぽとお湯タイプの湯たんぽにかかる光熱費の解説と併せて、双方のメリットとデメリットもご紹介します。
 
どちらのタイプが自分に合っているか、判断される際の参考になれば幸いです。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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湯たんぽは電気タイプとお湯タイプのどちらがお得?

本章では、電気タイプの湯たんぽとお湯タイプの湯たんぽのそれぞれにかかる光熱費をご紹介します。
 

電気タイプの湯たんぽにかかる電気代

電気タイプの湯たんぽは、コンセントタイプとUSBタイプがあります。
 
電気代は「消費電力(kW)×使用時間(h)×単価(円/kWh)」で算出でき、たとえば消費電力が300ワットの電気式の湯たんぽを約20分充電してから使用した場合、電気代は下記のようになります。
 

0.3 kW(消費電力)×1/3時間(充電時間)×30円(単価)=3円
※1 kWhにつき30円で算出

(東京電力エナジーパートナー「従量電灯B・C」を参考)

 
消費電力が300ワットの電気式湯たんぽの場合、1回(20分の充電)の使用につき3円の電気代がかかることが分かりました。
 

お湯タイプの湯たんぽにかかる費用

湯たんぽに入れるお湯の量は、商品によって0.5〜3リットルと、さまざまな大きさがあります。
 
今回は1リットルのお湯タイプの湯たんぽを使用する場合、やかんでお湯を沸かしたときのガス代および電気ケトルでお湯を作る際の電気代を算出してみました。
 
やかんで1リットルのお湯を沸かす際に3分ほど時間がかかると仮定した場合、ガス代は「ガスコンロの火力(kW)×3.6(MJ/h)×時間(h)÷ガスの発熱量(MJ/m3)×ガス料金(円/m3)」で算出でき、下記のような計算になります。
 

1.68(kW)×3.6(MJ/h)×0.05(時間)÷45(MJ/m3)×130.46(円/m3)=約0.88(円)
※中火で1.68 kW使用するガスコンロとして計算
※ガス単位料金130.46(円/m3)で計算(東京ガス「一般契約料金 東京地区等B表」を参考)

 
やかんで1リットルのお湯を約3分かけて沸かした場合は、約0.88円のガス代がかかることになります。
 
また電気ケトルで1リットルのお湯を沸かす際にかかる時間を約5分とした場合の電気代の計算式は、以下の通りです。
 

0.8 kW(消費電力)×0.08(時間)×30円(単価)=1.92円
※1 kWhにつき30円で算出
※消費電力はケトルの種類によって異なります。

 
電気ケトルでお湯を沸かした場合、お湯タイプの湯たんぽの1回の使用には約1.92円の電気代がかかる計算になります。
 

自分に合ったタイプの湯たんぽを選ぼう

湯たんぽには、電気タイプとお湯タイプがあり、電気タイプはおよそ3円、お湯タイプなら約0.88円~1.92円の光熱費がかかることが分かりました。
 
すなわち、お湯タイプのほうが光熱費は安くなる傾向があり、比較的安価で購入できるため、電気タイプよりコスパがいいといえるかもしれません。
 
しかし、電気タイプの湯たんぽなら充電することで何度も利用でき、お湯を用意する手間がありません。
 
どちらのタイプの湯たんぽを使うのか、それぞれの特徴を理解したうえで自分に合ったほうを選択するのがいいでしょう。
 

出典

東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C

東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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