更新日: 2024.01.12 その他家計
調理が面倒なので、個包装のカット野菜を食べています。スーパーでキャベツ1玉を買う場合と比べると、コスパはどれだけ異なりますか?
ただ、個包装のカット野菜は、スーパーマーケットなどで野菜を購入して調理するのと比べると、やや割高感があります。そこで本記事では、個包装のカット野菜とキャベツ1玉を買う場合のコストパフォーマンスを比較します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
個包装のカット野菜とキャベツ1玉の価格相場はどのくらい?
個包装のカット野菜とキャベツ1玉の価格相場は、2023年11月現在で以下のとおりです。
・個包装のカット野菜の価格相場
個包装されたカット野菜の価格は、量や野菜の種類などによって異なります。また、取り扱い店舗によっても、価格に差があります。大手ネットスーパーで取り扱いしている千切りキャベツ(138g)の価格は、117円(税込)でした。100gあたりに換算すると、約84.7円になります。
大手コンビニエンスストアで取り扱いしている千切りキャベツ(125g)の価格は、108円(税込)でした。100gあたりに換算すると、86.4円となります。スーパーマーケットよりも、コンビニエンスストアのカット野菜のほうが、やや高い傾向です。
・キャベツ1玉の価格相場
キャベツ1玉あたりの価格は、種類やサイズによって異なります。また、収穫時期や収穫量などによっても、価格に差が出る場合があります。農林水産省が公表している食品価格動向調査(野菜)によると、令和5年11月13日の週におけるキャベツの全国平均値は、226円(1kgあたり)でした。
キャベツ1玉の重さも、種類やサイズによって異なりますが、1~1.2kgくらいが一般的です。仮に、キャベツ1玉の重さを1kgとして、2023年11月の全国平均値である226円で計算すると、100g換算では22.6円となります。
個包装のカット野菜とキャベツ1玉のコスパ比較
ここでは、1日に食べる千切りキャベツの量を100gとして、個包装のカット野菜とキャベツ1玉のコストパフォーマンスを比較します。個包装のカット野菜を使った場合の1日あたりの費用は、ネットスーパーが84.7円です。
一方、スーパーマーケットでキャベツ1玉を買って、自分で調理する場合の1日あたりの費用は、22.6円です。両者は、62.1円の価格差があります。
1週間では434.7円、1年間では約2万2667円の価格差となってしまいます。個包装のカット野菜とキャベツ1玉とでは、3倍以上の価格差となるので、節約をしたいのであればキャベツ1玉を買った方がよいでしょう。
個包装のカット野菜のメリットとは?
個包装されたカット野菜は、割高なのがデメリットですが、調理の時短になるのがメリットです。すぐに野菜を食べたい人にとってはメリットが大きいでしょう。無駄が出にくいことも、個包装のカット野菜のメリットです。
特に、1人暮らしやあまり料理をしない人は、キャベツ1玉を買うよりも、個包装のカット野菜の方が無駄なく使いきれるでしょう。さらに、個包装のカット野菜は、洗わずにそのまま食べられるうえに、包丁やざるなどの調理器具も洗わなくて済むため、水道代の節約になるというメリットもあります。
個包装のカット野菜はコスパが悪いけどメリットも多い!
個包装のカット野菜は、キャベツ1玉を買って自分で調理する場合と比べて、3倍以上の価格差があります。コストパフォーマンスの面でみると割高ではありますが、調理時間が短縮できる、洗い物を減らせる、無駄なく使いきれるといったメリットもあります。
メリットとコストパフォーマンスの両方を比べて、自分にとって都合がよい方を選んでみるとよいでしょう。その時々で、両者を上手に使い分けるのも手です。
出典
農林水産省 食品価格動向調査(野菜)の調査結果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー