更新日: 2024.01.12 その他家計
仕事中についついお菓子を食べてしまい、お財布が苦しいです。社会人の毎月のお菓子代を教えてください!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
仕事中にお菓子を食べる人の割合
株式会社アスマークが2018年に20~50代の会社員800人に対しておこなった「仕事中の間食に関するアンケート調査」によると、仕事中にガムやお菓子を毎日食べる人は31.8%と全体の約3分の1を占めました。
また、毎日ではないがよく食べる人は23.9%で、毎日食べる人と合わせると全体の半数を超えています。時々食べる人は10.9%、まれに食べる人は10.9%で、食べない人は14.0%でした。食べるか食べないかでいうと、回数は少ない人も含め、食べる人が圧倒的に多くなっています。
性別で見てみると、お菓子を食べる人は男性が81.0%、女性が91.0%で女性のほうが多いです。前回2014年に同社がおこなった調査と比べると、毎日食べる、毎日ではないがよく食べると答えた人は、女性が1.8%減少したのに対し、男性は7.6%増加しました。
2018年のアンケートで、仕事中に食べるお菓子で最も多かったのはチョコレート菓子で71.4%、2位がキャンディーで62.9%、3位以下はタブレットミントが44.3%、クッキーやビスケットなどの焼き菓子が43.9%、ガムが42.4%でした。
社会人の1ヶ月あたりのお菓子代
総務省の家計調査(2022年・年次)によれば、単身勤労者世帯のお菓子の消費支出は年間の平均が4万6126円でした。1ヶ月あたりに換算すると、約3844円です。
男女別に見てみると、男性は34歳までの世帯が3万895円、35~59歳の世帯が4万3653円です。女性は34歳までの世帯が5万2427円、35~59歳の世帯が5万5371円でした。男性より女性のほうがお菓子への支出は多くなっており、男女ともに年齢が高い層のほうが金額も高い傾向があります。
先のアンケートで仕事中に食べていると答えた人が多かったチョコレート・チョコレート菓子の年間の消費支出は、男性の平均がチョコレートでは2858円、チョコレート菓子で939円。女性の平均がチョコレートでは4971円、チョコレート菓子で1444円でした。
2位だったキャンディーは男性の平均が1142円、女性の平均が1271円です。1ヶ月あたりに換算すると、チョコレートは約238~414円、チョコレート菓子は約78~120円、キャンディーは約95~106円になります。
お菓子が食費を圧迫するなら食生活の見直しを
お菓子が食費を圧迫するなら食生活を見直すことが必要です。仕事中のお菓子がやめられない、つい手が伸びてしまうという場合、ランチの量が少なすぎる可能性があります。
また、仕事中に食べるチョコレートなどのお菓子は、大袋が安いときに購入することで節約が可能です。つい食べ過ぎてしまう人は、小さなタッパーなどに決めた量のお菓子を入れて持参すると、食べ過ぎを防止できます。できることから少しずつ見直していきましょう。
出典
株式会社アスマーク 仕事中の間食に関するアンケート調査
e-Stat政府統計の総合窓口 家計調査 単身世帯 2022年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー