更新日: 2024.01.10 貯金
普通預金と定期預金の金利差はたった0.001%程度。1万円を10年預けたらどのくらいの差になる?
本記事では、普通預金と定期預金の金利差が0.001%だった場合に、どのくらいの差があるのかを解説します。その他にも普通預金や定期預金以外に、お金を貯める方法もまとめているので参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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普通預金と定期預金で1万円を10年間預けたときの差はどのくらい?
金融機関によって異なるものの、普通預金の金利は0.001%、定期預金の金利は0.002%というように差が0.001%程度のケースも多くみられます。この場合、普通預金と定期預金のそれぞれに1万円を10年間預けたとしても差は1円です。これだけ金利設定が低ければ、普通預金や定期預金の利子が貯まることは期待できないでしょう。
定期預金の金利が高い金融機関を利用するのも方法の一つ
普通預金や定期預金でお金を預け入れる際には、金利設定を必ず確認してください。特にネット銀行などの一部の金融機関では、メガバンクと比べて高い金利を設定していたり、取引状況や一定の条件を満たす人を対象に金利優遇の特典が適用されたりするからです。
ただし、金利は年0.30%や0.40%、0.45%などとなっており、1.0%を超えるようなケースはありません。一般的に預入期間が長いほど金利設定は高くなりますが、それでも一昔前のように「利子だけで暮らせる」といったことはない状況です。
普通預金や定期預金以外にお金を貯める方法
普通預金や定期預金だけで、効率よくお金を増やすのは難しい状況です。そこで、普通預金や定期預金以外の以下の方法も取り入れてみてください。
●積立定期預金
●資産運用
毎月の給料のなかから、固定費や変動費を使って残った金額を貯金しようとしても、なかなか思いどおりにならないものです。「今月はこれだけ残ったから」という理由で欲しいものを買ったり、レジャー費などに消費したりするケースも多くあります。
お金を残したとしても理由をつけて貯めなければ、いつまでも増やせません。まずは上手にお金を貯める仕組みを整えることを優先して検討しましょう。
積立定期預金
積立定期預金とは、自分で決めた一定の金額を毎月決まった日に積み立てて、満期日に元金と利子をまとめて受け取る方法です。子どもの進学、住宅の購入といった目的に合わせてお金を貯めるのに適しています。
積み立てを行う期間ごとに金利が確定し、積み立てが終了して据置期間が経過した後に満期日を迎えます。積立期間は6ヶ月から10年まで、積立金額は1000円、5000円、1万円というように、金融機関によってさまざまです。自分で積み立ての管理をするのが難しい場合は、普通預金から自動振替の設定をすれば手間や時間をかけずにお金を貯められます。
資産運用
NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)など、資産運用を行うのもお金を貯めるのに適した方法です。それぞれの特徴は、以下のとおりです。
●NISA(少額投資非課税制度):金融商品(株式や投資信託など)に投資をした際の利益が非課税になる制度
●iDeCo(個人型確定拠出年金):自分で掛金を拠出し、自分で運用方法を選び、60歳以降に掛金と運用益を受け取れる制度。掛金が全額所得控除の対象で、運用益も非課税。
普通預金や定期預金以外でお金を貯める方法も検討してみよう
普通預金や定期預金の金利設定は金融機関によって異なりますが、基本的に低水準であると認識してよいでしょう。「利子だけで生活できた」という時代も過去にありましたが、現在は利子といっても微々たるものです。普通預金や定期預金以外にもお金を増やせる方法は複数あるので、比較・検討したうえで適切な方法を利用してみてください。
出典
一般社団法人全国銀行協会 目的に応じて使い分けたい7つの銀行預金
金融庁 NISAとは?
国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト iDeCoってなに? iDeCo(イデコ)の特徴
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー