更新日: 2024.01.08 その他家計
子どもが中学生になり、お米を1人で「3合」は食べます…成長期とはいえ食費がきついのですが、どう節約すべきでしょうか…?
今回は、中学生の子どもが食べるお米の費用や、食費の節約方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1日3合のお米を食べるのは普通?
成長期とはいえ、お米を1人で1日3合は食べるのは多いと感じる人もいるかもしれません。お米1合(150g)は、中サイズの茶わん約2杯分です。つまり、1日3合のお米を消費するということは、1日に中サイズの茶わん約6杯分のお米を食べていることになります。1日3食と仮定すると、1食で食べる量は中サイズの茶わん約2杯です。
農林水産省が公表している「米の消費拡大について」によると、令和3年度のお米の平均消費量は1人あたり1日茶わん約2.4杯でした。この平均消費量と比較すると、1日あたり茶わん6杯のお米を食べることは多いほうといえます。
しかし、成長期ということを考慮すると1食で茶わん2杯程度のお米を食べることはそこまで珍しくはありません。なお、同データによると昭和40年度における1日のごはんの平均は茶わん約5杯(1人あたり)でした。お米の消費量は、年々減少傾向にあります。
1日3合のお米を食べる場合のお米代
総務省が公表する「小売物価統計調査(動向編)2023年11月」によると、東京都区部における精米(コシヒカリ以外)の平均価格は5kgで2279円でした。1kgあたりの価格に換算すると約456円となります。お米3合は450gとなるため、1ヶ月分(30日と仮定)の量は13.5kg(450g×30日)です。そのため、1ヶ月間のお米代は約6156円(456円×13.5kg)となります。
お米代を節約する方法
成長期の子どもは、新陳代謝が活発でおなかがすきやすい傾向があるため、単純にお米の量を減らせば解決するわけではありません。お米代を節約したい場合は、食べ応えのある節約方法を考える必要があります。
・安い食材を使ってボリュームのあるおかずを作る方法
おかずのボリュームを増やすことで、お米の量を減らせる可能性があります。もやし、豆腐、じゃがいもなどの食材は比較的安く購入できるため、おかずのかさましに最適です。特に、もやしは1袋20~40円程度で購入できるケースが多く、食費を節約したいときに向いています。
・食パンやうどんなどお米以外の炭水化物を食卓に出す方法
炭水化物を多めに食べないと満足できない場合は、食パンやうどんなどお米以外の炭水化物を食卓に出す方法もあります。ただし、パンは値上げ傾向にあるため、比較的安価な冷凍・チルドうどんなどを活用してみてはいかがでしょうか。
なかには、どうしてもお米を多めに食べたい子どももいるでしょう。その場合は、できるだけ安いお米を探して購入しましょう。例えば、「スーパーの特売を狙う」「ネット通販を利用して30kg単位でまとめて購入する」など工夫してみましょう。
アイデア次第でお米代の節約は可能
お米を1人で1日3合食べる場合、1ヶ月あたりのお米代は約6156円です。お米代を少しでも節約したい人は、もやしや豆腐などの安い食材でボリュームのあるおかずを作ることをおすすめします。
ただし、食材の選び方によってはお米を購入するよりも高くつく可能性があります。炭水化物を減らしたくない場合は、食パンやうどんなどで代用したり、少しでも安いお米を探して購入したりするなど工夫すると良いでしょう。
出典
農林水産省 米の消費拡大について
総務省統計局 小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編) 月次 2023年11月
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー