更新日: 2023.12.30 貯金
30代男性ですが貯金が「100万円」程度しかありません。この貯金額で結婚は無謀ですか?
ただし、全国の平均金額ですので、挙式・披露宴をどの会場で行うのかとか、新婚旅行や新生活のためのお金をどれくらい使うかによって、最終的に必要な金額は変わってきます。
本記事では、結婚にかかる費用の総額をはじめ、30代の平均貯蓄と平均給与、結婚資金を増やす方法などを解説しますので、参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚にかかる費用の総額は平均415万7000円
株式会社リクルートの「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 首都圏」によると、結婚にかかる費用(結納、婚約~新婚旅行まで)の総額は、全国の平均額で415万7000円です。
【表1】
結納式の費用 | 20万6000円 |
両家の顔合わせの費用 | 6万7000円 |
婚約指輪 | 38万2000円 |
2人分の結婚指輪 | 28万1000円 |
挙式・披露宴・ウエディングパーティー | 327万1000円 |
新婚旅行 | 43万4000円 |
新婚旅行の土産 | 5万9000円 |
株式会社リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022 首都圏」より筆者作成
結婚にかかる費用総額の平均415万7000円は、全国平均であって、地域によって金額に差があります。平均がもっとも高い首都圏の456万9000円に対して、もっとも低いのは北海道の274万円で、その差額は182万9000円です。
30代の平均貯蓄額は494万円
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、30代の金融資産保有額は平均494万円、中央値75万円とのことです。しかし調査では、金融資産保有額100万円未満の人が全体の18.5%、100〜200万円未満の人が8.6%、金融資産非保有の人については32.4%ともあります。
30代で貯金100万円程度であることは決して珍しいわけではありませんが、結婚という目標があるならば、なんらかの方法でお金を貯める努力は必要になるでしょう。
30代の平均給与はどのくらい?
国税庁長官官房企画課「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、30代の平均給与について表2のように伝えています。
【表2】
30〜34歳 | 35〜39歳 | |
---|---|---|
男性 | 485万円 | 549万円 |
女性 | 338万円 | 333万円 |
計 | 425万円 | 462万円 |
※国税庁長官官房企画課「令和4年分 民間給与実態統計調査」より筆者作成
結婚資金のための貯金を増やす方法
貯金が100万円程度では、結婚できるかどうかが不安という人は、貯金をして結婚資金を増やすしかありません。結婚資金のための貯金を増やす方法は、以下のとおりです。
●固定費などの支出を見直して貯金に回す
●収入源を増やすなどして貯金に回す
すでに結婚をしようと決めた相手がいるならば「挙式や披露宴はどのように行いたいのか」「新婚旅行や指輪にはどれくらいのお金がかかりそうか」などを調べてみて、2人で協力し合ってお金を貯めてみるのもいいでしょう。
結婚資金を増やすために少しずつ貯金を増やしていこう
30代男性で貯金が100万円程度であっても、結婚は可能です。ただし、挙式や披露宴、ウエディングパーティーなどにどうしても譲れないこだわりがある場合は、100万円程度では足りない可能性が高いでしょう。親から援助してもらったり、挙式や披露宴で招待者たちからもらうご祝儀を結婚資金に回したりもできますが、足りない場合に備えて、貯金をすることも前向きに考えましょう。
しかし、貯金をするとはいっても、無計画ではうまくいきません。毎月の支出を見直すとか、可能であれば副業を増やすなどして、その分を貯金に回すほうが負担も少なくて、理想的です。
出典
株式会社リクルート ブライダル総研 ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 首都圏 結納・婚約~新婚旅行にまつわる金額 平均額一覧(39ページ)
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和4年 表番号4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
国税庁長官官房企画課 令和4年分 民間給与実態統計調査 年齢階層別の平均給与 (第14図)年齢階層別の平均給与(20ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー