更新日: 2023.12.24 家計の見直し

高校生の息子が「金欠なのでバイトしたい」と言っています。節約方法を身につけるにはどうしたらいいでしょうか?

高校生の息子が「金欠なのでバイトしたい」と言っています。節約方法を身につけるにはどうしたらいいでしょうか?
高校生の子どもが「金欠で困っている」と言い出したら、あなたはどのように対応しますか。お小遣いの増額を検討する、アルバイトをさせるなど選択肢はさまざまですが、その前に節約方法を身につけさせたい方もいるでしょう。
 
そこで本記事では、高校生の子どもの平均お小遣い額やアルバイト状況、節約方法を身につけさせる方法を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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高校生のお小遣いの平均額とアルバイト状況

株式会社リクルート(東京都千代田区)が運営する、進学情報サイト「スタディサプリ」が行った「お小遣い実態調査2023」(調査期間:2023年4月、調査対象:高校生644人)によると、高校生のお小遣いの平均額は4950円です。
 
2022年の同調査では5582円でしたが、2023年には5000円を切る結果となりました。子どもに渡すお小遣い額は家庭によって異なりますが、もしお小遣いが平均額に達していない場合は、お小遣いを増額することを検討してもよいかもしれません。
 
平均額以上のお小遣いを渡しているにもかかわらず金欠を訴えてくる場合は、本人にアルバイトをさせるのも一つの手です。
 
株式会社マイナビ(東京都千代田区)が高校生を対象に行った「高校生のアルバイト調査」(調査期間:2023年2月、調査対象:15~18歳の高校1~3年生832人 ※高専・専門学校は除く)によると、現在アルバイトをしている高校生の割合は23.8%、アルバイト経験はあるが現在は働いていない高校生の割合は15.3%です。高校生の約4割が何らかのアルバイト経験があることになります。
 
ただし、アルバイトを禁止している高校もありますし、何より勉強の妨げになってはいけないので、アルバイトをさせる場合は注意が必要です。
 

高校生に節約方法を身につけさせるアイデア

お小遣いの増額やアルバイト就業が難しい場合は、子どもに節約方法を身につけさせてみてはいかがでしょうか。お小遣いの増額やアルバイト就業が実現した際にも、節約方法は実践できます。子どもがコンビニで買い物をしている場合は、スーパーマーケットやドラッグストアで買う習慣をつけさせるのがおすすめです。
 
スーパーマーケットやドラッグストアなら、同じ商品がコンビニの半額程度で買えることもあります。また、契約しているサブスクを見直し、必要性の低いものを解約させるのもおすすめです。サブスクは一見お得に感じますが、その都度購入したほうが安い場合もあります。
 
交際費が多すぎる場合は、友人からの誘いをなるべく断るようにアドバイスしましょう。友人との付き合いが大切なのは分かりますが、毎回誘いに乗っていたらお小遣いが足りなくなるのは当然です。お金がかかる遊びや食事はなるべく断る、お金がかからない遊びをするなど工夫させましょう。
 

不要なものを整理して売るのもおすすめ

何らかの理由でアルバイトができなくても、フリマアプリやネットオークションで不用品を売ることで臨時収入を得られます。多くのフリマアプリでは、親の許可があれば高校生でも売買可能となっています。
 
お金が足りなくなったら親にもらうのではなく、試行錯誤して自分で稼ぐことで実践的な金銭感覚が身につきます。不用品を整理することで部屋も片付き一石二鳥です。
 

高校生から節約方法を身につけておいて損はない

高校生の子どもが金欠を訴えてきたら、簡単にお小遣いを増額するのではなく、アルバイトをさせたり節約方法を身につけさせたりすることをおすすめします。
 
高校によってはアルバイトを禁止しているケースもありますが、節約ならどの高校生でもすぐに実践できます。節約を心掛けることで、より有意義なお金の使い方ができるようになるでしょう。
 

出典

株式会社リクルート スタディサプリ お小遣い実態調査2023
株式会社マイナビ マイナビキャリアリサーチLab 高校生のアルバイト調査(2023年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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