更新日: 2023.12.18 その他家計
今年のクリスマスこそ自宅を豪華なイルミネーションでライトアップしたい! でも、電気代はいくらかかる?
ただ、気になるのはライトアップにかかる電気代です。電気代が高騰するなか、イルミネーションにかかる電気代を節約する方法はあるのでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
大規模なイルミネーションの電気代は一晩で9万円
ウェザーニュースによると、長崎県佐世保市にあるハウステンボスでは、毎年大規模なライトアップを行っています。2017年は1300万球の電球を設置し、電気代は一晩で8万9700円かかったそうです。100球あたりの消費電力は6W、1日の点灯時間は5時間、電気料金は23円/kWhで計算しています。
使用する電球はLEDなので昔と比較すると電気代は抑えられているはずですが、さすがに1300万球もの電球を使用すると高額な電気代がかかってしまいます。
自宅をライトアップする際の電気代は?
自宅をイルミネーションでライトアップする場合、使用する電球数が少ないためテーマパークのような高額な電気代にはなりません。自宅の大きさにもよりますが、1000球ほどの電球を設置すればそれなりに形になるでしょう。
電気代の計算式は、「消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)」です。100球あたりの消費電力は6Wとすると、1000球の消費電力は60Wです。
1日の点灯時間は5時間、電気料金は(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会で定められた31円/kWhで計算します。1晩あたりの電気代は、0.06kW×5時間×31円/kWh=9.3円です。1ヶ月間(30日間)ライトアップしたとしても279円の電気代で済むことになります。
2倍の2000球設置したとしても、1ヶ月あたりの電気代は558円で済みます。一般家庭に2000球の電球を設置すれば、相当豪華なイルミネーションを演出できるでしょう。使用する電球や契約している電力会社などによっても多少異なりますが、イルミネーションにかかる電気代は意外と安いと感じた人もいるかもしれません。
ソーラータイプのイルミネーションライトを使用するのもおすすめ
イルミネーションにかかる電気代を節約したいなら、ソーラータイプのイルミネーションライトを使用するとよいでしょう。
ソーラータイプのイルミネーションライトとは、簡易的な太陽光パネルで昼間に充電し、夜になると自動点灯するか、もしくはスイッチを入れることで点灯します。太陽光で充電するため、電気代は一切かかりません。何日ライトアップしても無料で継続できるため、コストパフォーマンスは最強です。また、電源コードも必要なく、配線がすっきりする点も魅力といえます。
ただし、ソーラータイプのイルミネーションライトのデメリットは、天候が悪い日は点灯しない可能性がある点です。点灯してもすぐに消えてしまい、肝心な日にイルミネーションを楽しめないリスクがあります。また、電力を必要とするイルミネーションライトと比較すると光が弱く、物足りないと感じるかもしれません。
自宅をイルミネーションでライトアップしよう
自宅に1000球ほどのイルミネーションライトを設置しても、LEDタイプなら月額300円弱の電気代で済むことが分かりました。それでも電気代が気になる場合は、ソーラータイプのイルミネーションライトを活用するとよいでしょう。ソーラータイプのイルミネーションライトなら電気代は0円です。この冬は、ぜひ自宅をイルミネーションでライトアップしてみてはいかがでしょうか。
出典
ウェザーニュース 世界最大のイルミネーション、ハウステンボスの一晩の電気代は?
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー