【新旧対決】新車を丁寧に使うのと、中古車を買い替えて使うのでは、どちらが節約になりますか？

新車を丁寧に使うのと中古車を買い替えて使うのでは、どちらが節約になるのか気になる人も多くいるのではないでしょうか。この2つを比較検討する際は、車の本体価格を比べるだけでなく、維持費などさまざまなポイントを考慮する必要があります。本記事では、新車と中古車のどちらを選ぶほうが節約になるかを解説します。

新車と中古車はどちらが節約になるのか

新車を購入して丁寧に使う場合と中古車を買い替えて使う場合、どちらが安く済むのかは、車の本体価格をはじめ、維持費や保証期間など、さまざまな要因が関係します。まず、車の本体価格は、同じ車種であれば一般的に中古車のほうが新車よりも安く購入することが可能です。同じ予算であればワンランク上の車種を手に入れることもできるでしょう。
 
ただし、中古車はすでに販売価格が値引きされた状態であるため、さらに大幅な値引きをしてもらうのは難しいといえます。新車は場合によっては交渉して大幅値引きを狙える可能性もあります。
 
車の維持費には自動車税や保険料、燃費やメンテナンス費用などが含まれます。自動車税や保険料は車種で変わるため、中古車と新車とで費用の差はありません。
 
燃費についても、同じ車種であれば中古車と新車で大きな差はなく、数年落ちの中古車であってもメンテナンスをしっかりしている車であれば燃費性能が極端に劣化しているという心配は不要です。ただし、車の状態によっては燃費性能が劣り、費用が高くなる可能性がある点に気を付けなくてはいけません。
 
他方、メンテナンス費用は中古車のほうが費用がかかる傾向がある点に留意しましょう。新車は購入直後に故障する可能性が低いです。中古車は状態によってパーツの劣化などが進んでいることがあり、その場合は頻繁なメンテナンスが必要になるため費用がかかります。
 
これらのことから、車の本体価格から考えれば中古車のほうが節約はできますが、燃費性能やメンテナンス費用を考慮すると、場合によっては新車のほうが安く済む場合もあるでしょう。一概にどちらが節約になるかは言い切れません。なお、中古車を購入する際はメンテナンス費用などが高くなることを考えて、本体価格がなるべく安いものを選ぶのも1つの節約方法といえます。
 

中古車を購入する際の注意点

中古車を購入する際は、故障する可能性が高い車を選ばないようにすることが大切です。具体的には、修復歴車や事故車でないかどうかを確認しましょう。そのような車は安く販売されている一方、購入後すぐに故障する可能性もあり、メンテナンス費用などを考えるとかえって費用が多くかかる恐れも否めません。
 
また、前所有者の登録地域が沿岸部や豪雪地帯であった場合は気候によるダメージを受けている可能性もあるため、避けるのがよいでしょう。
 

中古車を購入する際は状態を確認しよう

新車と中古車どちらが節約になるかは、本体価格だけで考えれば中古車のほうが節約につながると考えられるものの、状態によってはトータル費用が高くなる可能性もあるため注意が必要です。中古車を購入する際は車の状態をよく確認するほか、修復歴車や事故車、塩害を受けている可能性のある車は避けるように気を付けましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー