更新日: 2023.12.05 その他家計

仮にヒーターを1ヶ月つけっぱなしにしたら、電気代はいくらになりますか?

仮にヒーターを1ヶ月つけっぱなしにしたら、電気代はいくらになりますか?
冬の時期といえば、ヒーターなどの暖房器具が欠かせません。1日中つけっぱなしにしているという人も多いでしょう。それでは、ヒーターを1ヶ月つけっぱなしにした場合、電気代はいくらになるのでしょうか。本記事では、電気代の計算方法と電気ヒーターの種類、それぞれの消費電力量とかかる電気代について詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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電気代の計算方法

まずは、ヒーターの電気代の計算方法について理解しておきましょう。ヒーターの電気代は、「 1時間あたりの消費電力(W)÷1000×使用時間(時間)×1kWhあたりの料金単価(円/kWh)」によって計算します。
 
例えば、消費電力が320Wのヒーターがあり、1kWhあたりの電気料金単価が31円だったとしましょう。そのヒーターを1時間使用した場合、電気代は「320÷1000×1×31」なので9.92円になります。
 
それでは、同じヒーターを1ヶ月間つけっぱなしにした場合の電気代はいくらになるのでしょうか。その場合、まず1日における消費電力は「320W×24時間」で7.68kWhになります。
 
1ヶ月を30日と仮定すると、「7.68kWh×30日」で230.4kWhです。1kWhあたりの料金単価が31円なので、電気代の計算式は「230.4kWh×31円/kWh」になります。この場合、1ヶ月の電気代は約7142円です。
 

電気ヒーターの種類

電気ヒーターにはいくつか種類があり、消費電力量とかかる電気代が異なります。ここからは、それぞれの電気ヒーターの特徴と消費電力、かかる電気代について詳しく解説します。
 

・カーボンヒーター

カーボンヒーターは遠赤外線ヒーターの一種です。炭素繊維の発熱体に電気を流し、熱を発生させます。空気が乾燥しにくいことがメリットですが、部屋全体を暖めるのには向いていません。
 
弱で450W、強で900Wの電力を使用するカーボンヒーターを仮定した場合、弱を1ヶ月間つけっぱなしにした場合は約1万44円、強を1ヶ月間つけっぱなしにした場合は約2万88円の電気代がかかるでしょう。
 

・セラミックヒーター

セラミックヒーターは、内蔵されたセラミックを発熱させるタイプのヒーターです。熱せられた空気によって部屋の空気に対流を起こして部屋を暖めます。使用しても空気が乾燥しにくいことがメリットですが、部屋が温まるまでには少し時間がかかるのがデメリットです。
 
セラミックヒーターの多くは温度を調節できるようになっており、640~1170W程度の電力を使用します。そのため、仮に640Wで1ヶ月間つけっぱなしにしたなら電気代は約1万4228円、1170Wで1ヶ月間つけっぱなしにしたなら電気代は約2万6114円になるでしょう。
 

1ヶ月間つけっぱなしにした場合の電気代はヒーターの種類や使い方によって異なる!

ヒーターを1ヶ月間つけっぱなしにした場合、いくら電気代がかかるのかは、ヒーターの種類やどのように使うかによって異なります。7000円程度で抑えられることもあれば、2万円を超えることもあるでしょう。ヒーターにはさまざまな種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
 
また、電気消費量も異なります。選ぶ際にはそれらについてしっかり把握しておくことが大切です。自分にあったヒーターを選び、節約しつつ、暖かい冬を過ごしましょう。
 

出典

公益社団法人全家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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