更新日: 2023.12.03 貯金
20代男性、将来は結婚したいです! 結婚までにいくらお金を貯めればよいですか?
本記事では、結婚にかかる費用の総額をはじめ、結婚費用のための夫婦の貯金総額について解説します。そのほかにも結婚費用が足りなさそうな場合、効率よくお金を貯める方法も解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚にまつわる費用の総額は平均371万3000円
株式会社リクルート(東京都千代田区)の「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」(調査期間:2022年4~5月、調査対象:2021年4月~2022年3月に挙式または披露宴・ウェディングパーティーを実施した3865人)によると、結納・婚約~新婚旅行までにかかる費用総額の平均は371万3000円とのことで、内訳は図表1のとおりです。
【図表1】
結納式の費用 | 16万6000円 |
両家の顔合わせの費用 | 6万6000円 |
婚約指輪 | 35万8000円 |
2人分の結婚指輪 | 26万1000円 |
挙式・披露宴・ウェディングパーティー | 303万8000円 |
新婚旅行 | 29万6000円 |
新婚旅行の土産 | 4万3000円 |
株式会社リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」より筆者作成
結婚費用のための夫婦の貯金総額は平均296万9000円
同調査では、結婚費用のための夫婦の貯金総額は平均296万9000円であると伝えています。結婚にまつわる費用総額が平均371万3000円であることを考えると、74万円程度の不足がある計算です。
ただし、結婚費用は必ずしも371万3000円になるわけではありません。結婚式をどこで挙げるのか、新婚旅行先、指輪の購入費用がどのくらいかかるのかによってかかるお金は大きく異なります。結婚にかかる大まかな費用を確認できたら、貯金で足りるのかなどを新郎新婦で話し合ってみてください。
貯金がなくても親や親族から援助を受けられる場合がある
新郎新婦の貯金だけで結婚費用をまかなえなかったとしても、親や親族から援助を受けられる可能性が高いです。
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」では親・親族からの結婚費用の援助総額は平均178万4000円、株式会社エニマリ(東京都中央区)が運営する、結婚式場・結婚準備の口コミサイト「みんなのウェディング」が調査した「2023年結婚の費用に関するアンケート」(調査期間:8月、調査対象:2022年8月~2023年8月に挙式や披露宴やフォトウェディングをおこなった135人)では両家からの援助金の平均額は111万833円であったことを伝えています。
結婚式の費用にご祝儀を充てられる
結婚式を挙げる際には、招待客からのご祝儀を費用に充てられます。「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」の調査では、ご祝儀の総額は平均180万4000円とのことですが、新郎新婦と招待客との関係性によって多くなるケースも少なくなるケースもあり得ます。
なお、友人のご祝儀の平均が3万円、上司が4万2000円なのに対し、親族は7万7000円と金額差が大きいです。
結婚費用を効率よく貯める方法
親からの援助は期待できない、ご祝儀だけでは結婚式の費用が足りないといった場合は、新郎新婦で協力し合ってお金を貯めるのが手っ取り早い方法です。効率よくお金を貯める方法は以下のとおりなので、ぜひ実行してみてください。
●毎月の支出を把握して無駄遣いを減らす
●夫婦で協力して先取り貯金をする
以下で、方法別に解説します。
毎月の支出を把握して無駄遣いを減らす
毎月の支出に無駄がないか、節約できる費用はないかチェックしてみてください。外食費がかかっている、洋服代をかけすぎているなど、改善点が見えてくるでしょう。収入と支出の管理がうまくできる自信がない場合は、家計簿アプリなどを活用しましょう。無駄遣いや節約できたお金を貯金に回せば、少しずつであっても結婚費用は増やせます。
夫婦で協力して先取り貯金をする
結婚にどのくらいの費用がかかるのか、貯金や親からの資金援助などを含めたらどのくらい足りないのかを確認したら、目標貯金額を設定してください。あとは、適切な方法で貯金をしていくだけです。
貯金は、給料のなかから余ったお金を貯めるのではなく、自動積立や財形貯蓄といった方法を検討してみましょう。強制的に一定額の貯金が可能なので、いつまでにどのくらい貯まるのかの計画が立てやすいです。
結婚にかかる費用を把握して計画的にお金を貯めよう
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」によると、結婚にまつわる費用総額の平均は371万3000円と高く、20代男性ではすぐに用意できないかもしれません。将来的に結婚をしたいと考えるなら、早いうちから貯金を始めたほうがよいでしょう。
また、親や親族からの費用援助を受けられたり、結婚式を挙げる場合は招待客からのご祝儀もあったりするなど、結婚費用総額を新郎新婦だけでまかなわずに済む可能性も高いです。
出典
株式会社リクルート ブライダル総研 ゼクシィ結婚トレンド調査 2022
株式会社エニマリ みんなのウェディング 結婚にかかる平均費用は?新婚旅行や親の援助金までリアルなお金事情を調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー