更新日: 2023.11.30 その他家計
本格的な「冬」に備えたいけど、どの「暖房器具」を取り入れればいい?コスパのよい暖房器具とは?
「コスパがよい」という表現にもさまざまな捉え方があるため、ここではいくつかのパターンでコスパのよい暖房器具を考えてみます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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電気代が安い暖房器具は?
電気代の安さは、暖房器具を選ぶ基準の一つです。冷やすのに比べて温めるほうが熱効率が悪いため、暖房を使う時期は電気代が高くなる傾向があります。また、室内を温める効率によっても電気代は大きく変わるため、できるだけ短時間で効率よく室内を温められる暖房器具ほど電気代は安くなる可能性が高いです。
電気代が安い暖房器具というと、まずはこたつが挙げられます。こたつの電気代は商品にもよりますが、1時間あたり2.7~5.4円ほどとされ、1日8時間使用した場合でも45円ほどです。1ヶ月でも1300円ほどと、暖房器具の中では非常にリーズナブルといえるでしょう。
これに対し、1年を通して活躍するエアコンを暖房で使用する場合の電気代は、1時間あたり15.6円ほどとされ、1日8時間使用した場合の電気代は125円ほどです。1ヶ月の電気代は、1台だけで3700円ほどとなり、こたつの3倍の電気代がかかります。
ほかにも電気毛布、ホットカーペット、オイルヒーターやハロゲンヒーターなどさまざまな暖房器具がありますが、中でも電気代が安い暖房器具は電気毛布やこたつです。つまり、電気代の観点からコスパがよい暖房器具を考えると、こたつや電気毛布が該当します。
快適に過ごせる暖房器具は?
こたつや電気毛布は電気代が安い暖房器具ですが、温められる範囲は限定的です。あくまでも電気代のみの比較であればコスパは高いものの、快適さを含めた比較ではコスパが下がります。
快適さと電気代の総合的なコスパで比較した場合、筆頭となるのはエアコンです。エアコンは部屋全体を温められるのが魅力で、こたつとは違って部屋全体を快適な空間に変えてくれます。
温める範囲が広いので相応の電気代はかかりますが、よほど古い機種でない限り、一度部屋が温まってしまえば省エネ運転に切り替わり、電気代を節約できるのもエアコンの特徴です。
ほかにもファンヒーターは部屋全体を温めて快適な空間を作れるものの、空気が汚れやすく、やけどや火事のリスクがあることから快適性はエアコンに劣る部分が目立ちます。総合的な快適さで見ると、エアコンの方がコスパがよいといえるでしょう。
自分にあったコスパのよ さを見つけよう
コスパのよい暖房器具を考えるときは、何を基準に優劣をつけるのかを考えることが大切です。多少不便でも電気代の安さを重視するのか、それとも電気代は妥協しても快適に過ごせることを重視するのか、自分に合っているのはどちらなのか考えてみましょう。
また、省エネ性能が高い最新のエアコンであれば電気代をこたつ並みに抑えられるものもあります。初期投資はかかりますが、長い目で見れば最良の選択になる可能性もあるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー