更新日: 2023.11.14 その他家計

使い方に注意!「ハロゲンヒーター」はすぐに暖まるけど…電気代がバカにならない!?

使い方に注意!「ハロゲンヒーター」はすぐに暖まるけど…電気代がバカにならない!?
ハロゲンヒーターは、スイッチを入れるとすぐに暖まるのが特徴ですが、一方で、電気代が高いともいわれています。そのため、購入をためらっている方もいるのではないでしょうか?
 
本記事では、ハロゲンヒーターの電気代はどれくらいかかるのかについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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そもそもハロゲンヒーターとは?

ハロゲンヒーターとは、強力な熱を発生させるハロゲンランプを利用した暖房器具のことを指します。ハロゲンランプが放出する遠赤外線が周りの空気を暖めて暖を取る仕組みで、以下のような特徴があります。
 

メリット

・足元などをピンポイントで暖められる
・スイッチを入れるとすぐに暖まる
・コンパクトな製品が多く、持ち運びしやすい
・風が発生しないため、ホコリが舞わない
 

デメリット

・部屋全体を暖めるのは苦手
・加熱部が高温になるため、やけど・火災の原因となることがある
 

ハロゲンヒーターの電気代

ハロゲンヒーターは、さまざまなメーカーから販売されていますが、消費電力が、おおよそ300〜1200ワットの製品が多く見られます。ここでは、複数の消費電力を例に、ハロゲンヒーターの電気代を計算してみました。
 
なお電力料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会の電力料金目安単価を参考に、31円/キロワットアワーとしています。
 

◯弱運転(330ワット)の場合
・1時間使用した場合:330(ワット)÷1000×1(時間)×31(円)=10.23円
 
◯中運転(670ワット)の場合
・1時間使用した場合:670(ワット)÷1000×1(時間)×31(円)=20.77円
 
◯強運転(1000ワット)の場合
・1時間使用した場合:1000(ワット)÷1000×1(時間)×31(円)=31円

 

ハロゲンヒーターとそのほかの暖房器具との電気代を比較

ハロゲンヒーターの電気代をほかの暖房器具と比較した結果は、表1の通りです。
 
表1

暖房器具 1時間あたりの電気代
ハロゲンヒーター 10.23〜31円
こたつ(300ワット) 9.3円
エアコン暖房(6畳用:470ワット) 14.57円
セラミックファンヒーター(6畳用:1200ワット) 37.2円

※筆者作成
 
暖房器具の消費電力は、機種やメーカー・対応畳数などによっても異なりますが、上記の条件で単純計算するのであれば、ハロゲンヒーターは弱運転であれば、比較的割安といえます。
 
しかし、強運転ならば、こたつやエアコンよりは割高となる計算です。
 

ハロゲンヒーターは特徴に合わせた使い方をすれば便利!

ハロゲンヒーターは、短時間で狭い範囲を暖めたいときに向いている暖房器具です。そのため、一人暮らしの方やペット用の暖房など、局所的に暖めたいときに力を発揮します。
 
一方で、部屋全体を暖める際には、ハロゲンヒーターを強運転するよりも、弱運転のままエアコンと併用する方法がおすすめです。それぞれの機器の特徴に合わせて選び、賢く節約しながら冬を乗り越えましょう。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Qカタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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