更新日: 2023.11.13 その他家計
ダメなお金の使い方第1位は「ギャンブル」。衝動・欲求を抑えて無駄遣いを防ぐ方法とは?
そこで本記事では、最初にお金の使い方に関するアンケート調査を紹介したあとに、衝動や欲求を抑えやすい方法を説明します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ダメなお金の使い方ランキング
仕事・転職・求人情報サイトを運営する株式会社ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が、「ダメなお金の使い方に関する意識調査」を行いました(2023年5月、全国の男女500人対象)。それによると、ダメなお金の使い方をしてしまう人は全体の「44.8%」、理由は「衝動・欲求を抑えられない」、使い方の第1位は「ギャンブル」という結果でした。
「ギャンブル」と回答した人のなかには、「もうからないようにできている」と理解している人もいました。しかし、それでもお金を注ぎ込んでしまうようです。
ギャンブルの衝動・欲求を抑えるには?
では、ギャンブルの衝動・欲求を抑えるにはどうすればよいのでしょうか。実のところ、確実にギャンブルをやめられる方法はありません。
ギャンブルで負けたあとは、一時的に「もうやめよう」と思っても、時間がたてば再び意欲が戻っている、気づけばパチンコ店に並んでいたり、馬券を買ったりしている、という状況ではないでしょうか。「ギャンブルで勝ち続けるのは難しい」「結局、もうかるのは胴元だけなんでしょ?」と思っていても、それが抑止力になる保証はありません。
自分でギャンブル依存症と認識している場合は、専門的な治療も検討してください。消費者庁も「ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ」というページを公開しています。
ここからは、ギャンブルの衝動・欲求を抑えやすい方法を解説します。
まずは、「自由にお金を使えない状況づくり」を考えてみてください。最もおすすめの方法は、家族の協力です。信頼できる家族にお金の管理を任せることにより、自由に使えない状況が実現する可能性があります。
ほかにも、満期まで引き出せない定期預金を利用したり、必要な分だけ封筒に入れたりといった対策が考えられるでしょう。
次に検討したいのは、「ギャンブル以外の価値あることにお金を使う」です。お金の使い方には、「浪費」「消費」「投資」があります。ギャンブルは浪費、生活費は消費です。投資とは利益を見込んでお金を投じる行為であり、自己投資も含まれます。
そのため、今までギャンブルで浪費していた分を自己投資に回してみてはどうでしょうか。具体的な選択肢として、成長につながる本を読んだり、資格対策の通信講座に申し込んだりなどがあります。「地味なお金の使い方だな」と思うかもしれませんが、自身の将来に賭けてみるのです。ギャンブルの対象を自分自身に変更する行為ともいえます。
無理にやめようと思っても、なかなかやめられないのがギャンブルなので、発想を切り替え、将来的なリターンに賭けてみることをおすすめします。
まとめ
本記事ではギャンブルに関するアンケート調査と、ギャンブルの衝動・欲求を抑えやすい方法について紹介しました。信頼できる家族にお金の管理を任せる以外にも、ギャンブルの浪費を自己投資に回すことをぜひ考えてみてください。
出典
株式会社ビズヒッツ ダメなお金の使い方に関する意識調査
消費者庁 ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー