更新日: 2023.11.13 その他家計
「国産」牛肉と「輸入」牛肉!1ヶ月食べたらどれくらい金額に差が出るの?
本記事では、国産牛肉と輸入牛肉をそれぞれ1ヶ月間、食べた際にかかる費用と、その差額を紹介するとともに、各牛肉の特徴を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
国産牛肉と輸入牛肉の価格差は 「545円」
まず、国産牛肉と輸入牛肉のそれぞれの価格を確認しましょう。小売物価統計調査によると、国産牛100gあたりの価格は 「868円」、輸入牛100gあたりの価格は 「323円」 です。
価格差は545円と、100gあたりの金額でも大きな差があるとわかります。次にそれぞれの牛肉を1週間に1度購入し、1ヶ月間、食べ続けた場合、どれくらいの価格差が発生するのかをみていきましょう。
国産牛肉を1ヶ月食べ続けた場合の費用
今回は、1週間に1度、牛肉を購入して食べることを想定して費用を算出します。
国産牛肉150gの価格は同調査を参考に算出すると1302円です。4人家族で1回につき1人あたり150gを食べる場合、1回の食事で5208円がかかります。月4回、購入して食べる場合は合計2万832円です。月4回の購入だけで2万円を超えてしまい、大きな出費であることが分かります。
輸入牛肉を1ヶ月間食べ続けた場合の費用
次に輸入牛肉の場合の費用をみていきましょう。条件は国産牛肉と同様とします。
輸入牛肉150gの価格は同調査から 「約485円」 です。4人家族の場合、1回の食事で1940円かかります。月4回購入して食べる場合は合計7760円です。国産牛肉と比較すると、1ヶ月で1万3072円も価格を抑えられるとわかります。
国産牛肉と輸入牛肉の特徴
こちらでは、国産牛肉と輸入牛肉の、それぞれの特徴や魅力を紹介します。家族の好みにあった牛肉を把握して、食事を楽しむためにお役立てください。
国産牛肉の特徴
国産牛肉は、きめが細かくやわらかい肉質が特徴です。脂肪の含量が多く、淡いクリーム色で霜降り状に分散しています。国産牛には、ラクトンという香り成分が含まれているため、加熱すると甘い匂いがほのかに香ります。
そのため国産牛は、しゃぶしゃぶや、すき焼き、ステーキなどにおすすめです。輸入牛と比較すると価格は高めです。がんばったごほうびなど、少しぜいたくがしたいときに購入するのもよいでしょう。
輸入牛肉の特徴
輸入牛肉は、きめが粗く硬い肉質が特徴です。脂肪は白く硬めで赤身が多く、脂肪交雑が少なめです。日本ではおもに、アメリカやオーストラリアからの輸入牛肉が多い傾向にあります。
価格が安いため、大人数でバーベキューをする際などは、輸入牛肉を選択すると価格をおさえて購入できるでしょう。また、脂肪分が少ないことから、ダイエットをしているけどお肉はたくさん食べたいなどの際にも向いているでしょう。
まとめ
特徴や価格が大きく異なる国産牛肉と輸入牛肉ですが、どちらか一方に決めてしまうのではなく、食べ盛りのお子さんがいる場合は、価格をおさえてたくさん購入できる輸入牛肉を利用する、また、月に1度の特別な日や、自分へのごほうびとして国産牛肉を食べるなど、日常生活のシーンに合わせて楽しむとよいでしょう。
出典
政府統計の総合窓口 (e-stat) 小売物価統計調査(2023年9月)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー