更新日: 2023.11.09 その他家計
【千葉〜東京間の通勤】「東京」でアパートを借りるのと、自宅がある「千葉」から通勤するのとではどちらが良い?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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千葉~東京なら千葉からの通勤がおすすめ!
千葉~東京の範囲であれば、東京でアパートを借りるよりも千葉から通勤することをおすすめします。
総務省の「平成30年住宅・土地統計調査」によると、東京都内でアパートを借りる場合、平均の家賃相場は8万1001円です。全国的な家賃平均が5万5695円のため、都内の家賃相場が平均より高いと分析できます。
主要なベッドタウンとして知られる西船橋からオフィス街の新橋に通勤する場合、西船橋駅から新橋駅までの電車賃はICカード利用で片道293円です。リモートワークではなく週5日出社すると仮定すれば、1ヶ月あたり1万2000円近い交通費がかかります。
一方、マイカー通勤では、ガソリン代を基準とした計算が基本です。ガソリン代を走行距離1キロメートルあたり10円と仮定した場合、西船橋~新橋間ならば、1日あたり約460円がかかります。週5日出社と仮定すると、ひと月単位で換算すると約9200円です。車の燃費やガソリン代の単価、通勤距離によっては、ひと月あたりのコストがさらに上乗せされます。
通勤コストの検討では、家賃相場との比較が重要です。
東京でアパートを借りるメリット
東京でアパートを借りる場合、以下のようなメリットが挙げられます。
●通勤時間が短い
●急な仕事に対応できる
それぞれを解説します。
通勤時間が短い
会社勤めで大きな比率を占めるのが通勤時間です。東京都内にアパートを借りた場合、オフィスに近いため、毎日の通勤時間を大幅に短縮できます。
通勤時間が短くなれば、通勤ストレスが軽減されて、その分だけ仕事に集中できるため、パフォーマンス向上が可能です。
急な仕事に対応できる
オフィスの近くにアパートを借りることで、急な出社依頼やクライアント対応など、突発的な仕事にもスピーディーに対応できます。
最近ではリモートワークが増えてきたとはいえ、オフィス出社の比率もまだまだ低くありません。職種によっては、早朝や深夜の出社が求められる可能性があります。オフィスの近くに住むことで、緊急時も安心です。
千葉県から通勤するメリット
千葉県内の自宅から毎日通勤するメリットは以下の通りです。
●家賃相場が安い
●環境の変化がない
それぞれを解説します。
家賃相場が安い
全国的に見ても、千葉県は家賃相場が安いエリアです。
首都圏へのアクセスがよい西船橋の平均家賃は6万9000円、市川市で6万4500円と、主要都市で見ても、都内の平均家賃を下回っています。郊外エリアであれば、さらに家賃を下げられるでしょう。家賃相場で比較すると、千葉県内がお得です。
環境の変化がない
千葉県内の自宅から通勤すれば、環境の変化がないため、生活するうえでストレスを軽減できます。特に都内の雰囲気に慣れていない場合、仕事だけでなく新たな環境に順応するまでに時間がかかり、パフォーマンスが低下します。家族がいる場合、家族のストレス軽減も重要です。
千葉県内でも市街地であれば大型商業施設や飲食店が充実しており、日常の買い物も便利です。
交通アクセスの発達から、最近では千葉県内をベッドタウンとして利用するパターンが増えています。通勤コストだけでなく周辺環境を考慮したうえで、ストレス軽減につながる通勤パターンをシミュレーションしましょう。
出典
総務省 平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー