更新日: 2023.11.09 その他家計
上司への結婚祝いと、友人への結婚祝いでは、包む金額はどれほど変わる?平均データをまとめました。
今回は、上司への結婚祝いと友人への結婚祝いとでは、包む金額がどれほど変わるのか、平均的なデータをまとめつつ紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚祝いはプレゼントではなくご祝儀が一般的
結婚祝いは、主にご祝儀とプレゼントに分けられます。結婚式や披露宴に参列する際には、ご祝儀を結婚祝いとして渡すのが一般的です。
特に親しい友人などに対しては、披露宴参加時にご祝儀を渡し、それとは別にプレゼントを渡すケースもあるでしょう。どのような形で結婚祝いを渡すのかについては、関係性や相手に対する思いの強さなどによって変わります。相手が、より喜ぶような選択をするのがポイントです。
上司と友人へと贈る結婚祝いの相場は?
結婚祝いをご祝儀とした場合の、包む金額の平均をみてみましょう。例えば、株式会社リクルート実施の「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」で、披露宴などへの招待客1人あたりの平均ご祝儀額が確認できます。それによると、友人の招待客1人あたりのご祝儀は平均で3万円でした。
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会による「平成29年度 婚礼に関するアンケート」もみてみます。このアンケートの集計結果によると、友人の新郎新婦に贈ったご祝儀の平均金額は、2万9598円でした。もっとも多くの回答を集めたのが3万円であるため、ゼクシィ結婚トレンド調査の結果と一致しているといってよいでしょう。
また、全日本冠婚葬祭互助協会のアンケートでは、上司の新郎新婦に対してのご祝儀の平均金額も集計しています。その結果、2万8925円でした。やはり、もっとも多くの回答を集めたのは3万円です。
平均金額をみると、友人への結婚祝いよりも上司への結婚祝いの金額の方が、若干少なくなっています。しかし、平均データをみる限り両者に大きな差はなく、包む金額はほとんど変わらないといえるでしょう。
披露宴などに出席しない場合は3分の1程度が相場
結婚式や披露宴に出席しなかった場合は、結婚祝いとして、ご祝儀の3分の1ほどを包むとよいでしょう。ご祝儀は、披露宴などで参列者に振る舞われる飲食代などにあてられます。出席していない人の場合には、参列者と同程度の金額を包む必要は一般的にはありません。つまり、上司に対しても友人に対しても、1万円程度が相場となります。
結婚祝いとしてプレゼントを渡す際にも、1万円程度か、それ以下の値段のものを選びましょう。あまり高いものを贈ると相手にも気を遣わせてしまいます。
披露宴で食事や引き出物として返せないため、上司や友人は、結婚祝いのお返しを個別に用意しなければなりません。高額のプレゼントに対するお返しも、やはり高額にする必要があります。あまり負担にならないよう、値段を抑える配慮が求められるでしょう。
上司に対しても友人に対しても結婚祝いは3万円が相場
いくつかの調査やアンケートの結果をみると、上司に対しても友人に対しても結婚祝いは3万円程度が相場であり、特に差はみられません。ご祝儀として渡す場合には3万円で問題ないでしょう。披露宴などに出席しない場合には、現金にしろプレゼントにしろ1万円程度が結婚祝いの相場となっています。
出典
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査 2022
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 平成29年度 婚礼に関するアンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー