更新日: 2023.11.08 その他家計
【塩分過多】時間が惜しいので3食コンビニ弁当にしたいです。実践した場合、1日あたりの塩分摂取量と月費用はどのくらいになりますか?
そこで、本記事では、1日3食をコンビニ弁当にした場合に、1日あたりの塩分摂取量や、ひと月でかかる費用を紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
1日あたりの塩分摂取量は成人男性で7.5g未満!
厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1日あたりの塩分摂取量の基準は、成人男性が7.5g未満、成人女性が6.5g未満です。ちなみに、世界保健機関が推奨する1日あたりの成人の塩分摂取量は、5g未満です。厚生労働省よりも、さらに低い基準となっています。
塩分を取りすぎると喉が渇いて水分を多く摂るため、身体がむくみやすくなります。高血圧、腎臓病、骨粗しょう症、胃がんなどの病気のリスクを高めるともいわれています。塩分過多とならないように、食生活に気をつけましょう。
1日3食をコンビニ弁当にした場合の塩分摂取量や食費はどのくらい?
コンビニ弁当は、海苔弁当、唐揚げ弁当、ハンバーグ弁当、牛カルビ弁当などといったように種類が豊富です。塩分量や月の食費がどのくらいになるのかは、お弁当の種類によりことなります。ここでは、1日で食べる3食として、定番人気のかつ丼、海苔弁当、幕の内弁当の3種類を食べるケースを想定して、塩分量や月の食費をみていきましょう。
・3食コンビニ弁当にした場合の食費
セブンイレブンで販売されている「海苔弁当」の販売価格は464.40円、食塩相当量は2.5gです。「お好み幕の内」の販売価格は496.80円、食塩相当量は2.7gです。「ロースかつ丼」の販売価格は648円、食塩相当量は3.8gです。「ロースかつ丼」はほかの弁当よりも高額で、塩分量も多くなっています。これら3つの弁当の合計額は、1609.2円です。
1ヶ月間を30日で計算した場合の月の食費は、4万8276円になります。ちなみに、総務省統計局が2022年に実施した「家計調査 家計収支編」によると、単身世帯の食費の月平均額は、3万9069円でした。コンビニ弁当との差額は、9027円です。コンビニ弁当をずっと食べ続けると食費が高くなってしまいます。
・3食コンビニ弁当にした場合の食塩相当量
上記に示した3種のコンビニ弁当を3食として食べた場合、1日あたりの塩分摂取量は9gです。厚生労働省の基準と比べて、成人男性は1.5g、成人女性は2.5gも塩分を多く摂取することになってしまいます。1ヶ月間この3種のコンビニ弁当を食べ続けたと仮定した場合の塩分摂取量は270gです。毎日コンビニ弁当を食べると、かなりの量の塩分を摂取することになります。
コンビニ弁当を食べる場合は塩分過多にならないように工夫が必要
コンビニ弁当は、塩分が高いものが少なくありません。なかには、食塩相当量が5gを超える弁当もあります。コンビニで弁当を購入する際には、食塩相当量がどのくらいなのかをよく確認しておくとよいでしょう。塩分過多とならないように、お惣菜、サラダ、おにぎり、白ごはんなどを組み合わせるといった工夫も必要です。
コンビニ弁当は塩分の取りすぎに注意!食費も高くなりやすい!
1日あたりの塩分摂取量の基準は、成人男性が7.5g未満、成人女性が6.5g未満です。1日3食をコンビニ弁当にすると、この基準量を超えてしまうので注意しましょう。
コンビニで弁当を購入する際には栄養面にも気を配るようにしてください。コンビニ弁当を買い続けると月の食費も高くなりがちです。身体や金銭面の負担を減らしたいのであれば自炊を検討してみてはいかがでしょうか。