更新日: 2023.10.30 その他家計
食費1日「1500円」って多いですか? 1人暮らしですが、仕事が忙しく「コンビニ弁当」や「お総菜」ばかり食べています
今回は、世代別の食費平均と、自炊なしの食費節約方法を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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世代別の食費平均
総務省が公表している「家計調査 家計収支編(2022年)」によると、単身世帯の1ヶ月あたりの食費平均は3万9069円です。世代別に見ると、34歳以下が3万4385円、35~59歳が4万2899円、60歳以上が3万8913円、65歳以上が3万8729円となっています。
この結果から、食費のピークは35~59歳の中年層にあることが分かります。1ヶ月あたりの食費平均を男女別に見ると、男性が4万1595円、女性が3万6860です。単身世帯においては、女性よりも男性のほうが5000円弱、食費が高いことが分かりました。
食費が1日1500円は高い?
コンビニ弁当やスーパーマーケットのお惣菜を購入すると、500円を超えるケースも少なくありません。食事のほぼすべてをコンビニやスーパーマーケットの弁当やお惣菜でまかなう場合、節約しても1日1500円程度は使ってしまう人が多いのではないでしょうか。
1日の食費が1500円の場合、1ヶ月を30日とすると月額4万5000円かかることになります。単身世帯の1ヶ月あたりの食費平均は3万9069円なので、4万5000円の食費は高いといえるでしょう。
また、1ヶ月の食費は収入の10~15%程度を目安にするとよいといわれています。例えば、月収20万円の人の食費目安は2万円~3万円です。食費に4万5000円を使いたい場合は、月収30万円程度が必要な計算になります。月収30万円以下の場合、月額4万5000円の食費は高いといえるかもしれません。
自炊なしの食費節約方法
食費を節約するためには自炊をすることが理想的とされていますが、時間がなくて難しい人もいるでしょう。自炊なしで食費を節約したい人は、まずは外食の頻度を減らしましょう。外食はランチでも1000円以上かかることが多く、回数が多いと家計を圧迫しかねません。
そして、次におすすめするのがコンビニを極力利用しないことです。コンビニで弁当やお惣菜をすることが多い人は、購入先をスーパーマーケットに変えるだけで食費をおさえられる可能性があります。
普段弁当ばかり食べている人は、スーパーマーケットでおかずのみを購入し、ご飯のみは自分で炊くなどの工夫で食費を節約できます。仕事終わりや休日にご飯をまとめて炊き、冷凍保存しておくと時短になります。
レトルトカレーや缶詰などをストックしておくと、わざわざコンビニやスーパーマーケットに立ち寄る必要がなく、お惣菜を購入するよりも安く済むでしょう。朝食については弁当や総菜に頼らず、パンやシリアルなど簡易的なメニューで済ませるのもおすすめです。
工夫次第で食費は節約できる
単身世帯の1ヶ月あたりの食費平均は3万9069円です。収入や生活スタイルによっても異なりますが、4万円を超えている場合は食費が高いといえるかもしれません。自炊が難しい場合は、外食やコンビニを控えて食費節約に取り組んでみてはいかがでしょうか。ご飯のみは自分で炊き、おかずは購入するかレトルト品などを利用するのも効果的です。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2022年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー