更新日: 2023.10.28 その他家計
職場の近くにコンビニしかなく、いつも昼食は「おにぎり2つ」です。栄養が心配なのですが、なにを買うべきでしょうか…?
職場の近くはコンビニエンスストアしかなく、本当は毎日種類の異なるものを食べたほうがいいのではないかと思いつつも、時短のためにいつも「おにぎり2個」程度ですませてしまうケースもあるのではないでしょうか?
本記事では、健康のために栄養が豊富なものを摂取したい場合、コンビニで何を購入すればいいのかを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「おにぎり2つ」は栄養不足や偏りが大きい
昼食をコンビニで売られている「おにぎり2つ」のみと決めて入店すると、何を購入すべきか考える時間が省けるのがメリットといえます。一般的なおにぎりであれば1つあたりの価格も高くないため、昼食費の節約も可能です。
例えば、セブン-イレブンで「味付のり ツナマヨネーズ(140円)」と「手巻おにぎり 炭火焼熟成紅しゃけ(175円)」を購入すると合計315円(税込みで約340円)となり、100円程度の飲み物を購入しても500円以内に抑えられます。
それでは栄養価はどうでしょうか。厚生労働省は日本人の食事摂取基準を公表していますが、2020年度の策定検討会報告書において、必要エネルギー量に対して理想的なエネルギー産生栄養素バランスの目標値は以下のように記載されています。
●たんぱく質:13~20%
●脂質:20~30%
●炭水化物:50~65%
細かい部分は「おにぎりの具の内容」にもよりますが、栄養成分は炭水化物が多いため、どうしても栄養が偏り、野菜などに多く含まれる食物繊維などが不足する可能性もあります。
コンビニ昼食の問題点
今度こそいつもとは異なるものを買おうと考えていたとしても、結局は「おにぎり2つ」とお茶やコーヒーなどの飲み物を1本購入する形に落ち着くケースも多いのではないでしょうか。このように手軽に買えることはメリットでもありデメリットとなることもあります。
コンビニで昼食を調達すると、おにぎりやパン、カップラーメンに手が伸びてしまい、炭水化物や脂質の摂取量が増えて野菜不足になりがちという人もいるかもしれません。
野菜が含まれている商品の代表格はサラダですが、おにぎりに比べると価格が高くなる傾向があります。
例えば、セブン-イレブンの「トマトと生ハムのバジルパスタサラダ」は税込みで約380円となっており、単純計算で120~130円程度のおにぎりが3つ買えます。栄養バランスのためには大事と分かっていたとしても、手を出しにくい部分もあるかもしれません。
コンビニ昼食で栄養バランスをとるには?
「おにぎり2つ」は今後も基本的に購入する場合、栄養バランスをとるためにも、他のどの商品と組み合わせるのか非常に重要なポイントです。
食物繊維を補うためにもやはりサラダメニューは欠かせません。400円くらいのおかずサラダは価格的にも手を出しにくい場合は、まずは150円前後の副菜やカット野菜などのメニューを選んでみてはいかがでしょうか。サラダが苦手だったり抵抗があったりする場合は、野菜が入ったスープを選ぶのも1つの方法です。
まとめ
本記事では、外で昼食を調達したいけど職場の近くにはコンビニしかない場合、何を買えば栄養バランスとしても良いのかを解説しました。
いつも購入している「おにぎり2つ」以外の全く別のものを選ばなければならないと思う人もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。まずはサラダなど、足りないものを追加して組み合わせてみましょう。そのうえで自分なりにカスタマイズしていくのもおすすめです。
出典
厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー